一人暮らしにもファミリーにも強い味方のインスタント袋麺。スーパーに足を運べば、棚いっぱいに色々な商品が並んでいるが、一番美味しいのはどの袋麺なのか? 3人のスペシャリストが袋麺を食べ比べ、10点満点で採点。ここでは「とんこつ」部門を紹介しよう。
【食べ比べた人】
大山即席斎/即席麺評論家。@DIMEで「大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺」を連載中
川端里実/麺料理研究家。大の麺好きで、家庭で手軽に楽しめる麺レシピが好評
山本剛志/ラーメン評論家。アメーバブログ「ら~マニア共和国」を毎日更新中
■審査方法
審査員は相対的に評価し、10点満点で採点。総合点は審査員3人の点数を合計した。
※価格は編集部で購入した時のもの、税別で表示。調理の写真は具材を追加
本場九州の細硬麺から東京豚骨醤油系のガツンとくる濃厚こってり、太麺まで勢揃いするとんこつ部門で、今回食べ比べたのは6品。24点を獲得し、1位に輝いたのは明星食品の『チャルメラ バリカタ麺豚骨』(5食パック 428円)だ。これについて3氏は、こうコメントする。
●明星食品『チャルメラ バリカタ麺豚骨』(5食パック 428円)
「とろみのある白濁豚骨スープをしっかり再現」(山本さん 7点)
「バリカタの再現がすごい」(川端さん 8点)
「加水率が少ない見事なバリカタ麺」(大山さん 9点)
2位は日清食品の『日清ラ王 豚骨醤油』(5個パック 328円)とサンヨー食品の『サッポロ一番 博多純情らーめん ShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん』(5個パック 398円)が、とも23点でランクインした。
●日清食品『日清ラ王 豚骨醤油』(5食パック 328円)
「脂がかなり強い。濃厚こってり仕上げ」(大山さん)
「スープに負けないもっちり麺」(山本さん)
(大山さん8点、川端さん7点、山本さん8点)
●サンヨー食品『サッポロ一番 博多純情らーめん ShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん』(5個パック 398円)
「極細のバリカタ系の麺とスープがよく絡む」(川端さん)
「固めの食感を出した低加水麺」(山本さん)
(大山さん6点、川端さん9点、山本さん8点)
取材・文/上田千春 撮影/古川章
※週刊ポスト2023年3月3日号