富ヶ谷の自宅には安倍夫妻は新婚当時から住んでいた(インスタより)

富ヶ谷の自宅には安倍夫妻は新婚当時から住んでいた(インスタより)

 昭恵夫人は内容にも大満足の様子で、ジャーナリスト・相澤冬樹氏の直撃に、「全部いいと思います。もうほんとにすべてが主人の生の声ですので」と語っている(本誌・週刊ポスト2月20日発売号で既報)。回顧録の印税の半分は昭恵夫人に入るとあって、経済的にも恩恵は大きいようだ。

 書籍の発行印税は一般的に10%。昭恵夫人に入る印税を半分の5%と仮定すると、現段階で1800万円が昭恵夫人の懐に入ってくることになる。そこで囁かれているのが「その印税を元手にして山口に移住するのではないか」ということだ。

 昭恵夫人は今相続問題を抱えている。夫人が住む東京・渋谷区の安倍邸「富ヶ谷ハイム」は敷地約1140平米、地上3階、地下1階(総延べ床面積1938平米)の豪邸で、1階は安倍氏の兄・寛信氏の自宅、2階に安倍氏夫妻(現在は昭恵夫人1人)、3階には「ゴッドマザー」と呼ばれる安倍氏の母・洋子さんが住んでいるが、土地・建物ともに洋子さんと寛信氏の名義で、故・安倍氏の持ち分はなかった。そのため、東京の安倍邸は昭恵夫人に相続権はない。

 一方、下関市の高台に立つ敷地約2000平米、延べ床面積約600平米の豪邸は故・安倍氏の所有だったことから、昭恵夫人と洋子さんに相続権がある。安倍家をよく知る政界関係者の話だ。

「母の洋子さんは94歳と高齢のうえ、晋三さんが亡くなったあと、体調が思わしくないとうかがっています。国葬にもお見えになりませんでしたから。1階に住んでいた兄の寛信さん家族はずいぶん前に都内の別のマンションに引っ越していましたが、最近は、夫婦で洋子さんのお世話をしていることが多いようです。

 寛信さんは昭恵さんにずっと住んでいてくださいと言っているようですが、富ヶ谷の家は将来的には寛信さんが継ぐことになるので、昭恵さんも居づらいのではないでしょうか。晋三さんの1周忌と初盆が終われば、本格的に生活の拠点を下関に移すつもりかもしれませんね」

 昭恵夫人が安倍邸を去る日は近い?

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン