芸能

佐藤健と神木隆之介 東日本大震災から13年目に被災地で「謎解きイベント」の恩返し

アミューズから一緒に独立した佐藤健と神木隆之介。復興支援でも行動をともにする

アミューズから一緒に独立した佐藤健と神木隆之介。復興支援でも行動をともにする(写真は2019年)

「あなたの気遣いをちょっとだけ分けてください。みんなで優しい地下鉄に」──現在、仙台市地下鉄では、2人の人気俳優が乗車マナーを呼びかける特別なアナウンスが流れている。声の主は佐藤健(33才)と神木隆之介(29才)。同地では2人がプロデュースする「仙台謎解きウォーク『街に願いを』」が開催中だ。

「今回のアナウンスは、3月1日から開催されているイベントに合わせて、仙台市交通局とのタイアップで実現したものです。震災から13年目を迎えようとしているいまも、2人がこうして被災地に寄り添ってくれることに市民からは感謝の声が多く寄せられています」(イベント関係者)

 佐藤と神木は昨年もビジュアル対話集『みやぎから、』(NHK出版)を出版。同書では宮城県内の7か所を2人が訪ね、伝統芸能や産業、食や文化に触れ、現地の人たちと交流する様子を写真とともに紹介している。

「書籍刊行後は、取材の過程で撮り下ろした写真を厳選した出版記念展示会も各地で開催しました。印税や展示会の収益の一部を東日本大震災の復興支援に寄付するなど、2人は被災地支援に熱心なことで知られています。今年は、佐藤さんがプライベートでも楽しんでいる謎解きを仙台市内で開催しようということになったそうです」(芸能関係者)

 2011年の震災直後にもボランティアで被災地を訪れていた2人。佐藤が宮城への思いを新たにしたのは、ひとつの映画がきっかけだったという。

「2021年に公開された、佐藤さん主演の『護られなかった者たちへ』という作品です。佐藤さんは劇中で震災後に助け合って暮らしていた家族同然の知人を、不条理な理由で失い、その後、殺人事件の容疑者として警察に追われるという難役を演じました。撮影は震災の被害が甚大だったエリアでも行われており、佐藤さんはこの作品で宮城県内をまわったことで『被災地への思いが強まった』とさまざまなところで話しています」(映画関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
ディップがプロバスケットボールチーム・さいたまブロンコスのオーナーに就任
気鋭の企業がプロスポーツ「下部」リーグに続々参入のワケ ディップがB3さいたまブロンコスの新オーナーなった理由を冨田英揮社長は「このチームを育てていきたい」と語る
NEWSポストセブン
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《渡部建の多目的トイレ不倫から5年》佐々木希が乗り越えた“サレ妻と不倫夫の夫婦ゲンカ”、第2子出産を迎えた「妻としての覚悟」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《東洋大学に“そんなことある?”を問い合わせた結果》学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長「除籍であることが判明」会見にツッコミ続出〈除籍されたのかわからないの?〉
NEWSポストセブン
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
事件の“断末魔”、殴打された痕跡、部屋中に血痕…“自慢の恋人”東川千愛礼さん(19)を襲った安藤陸人容疑者の「強烈な殺意」【豊田市19歳刺殺事件】
NEWSポストセブン
都内の日本料理店から出てきた2人
《交際6年で初2ショット》サッカー日本代表・南野拓実、柳ゆり菜と“もはや夫婦”なカップルコーデ「結婚ブーム」で機運高まる
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン