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升毅流「手羽先豆煮」はおふくろの味の定番 鶏肉の旨味が移った大豆がたまらない

煮込み時間10分で旨味が染み込む「手羽先豆煮」

煮込み時間10分で旨味が染み込む「手羽先豆煮」

 自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める「居酒屋・ますや」を月2回ほど開催している、料理好きの俳優・升毅。そんな升が「おふくろの味の定番」だという手羽先豆煮を実際に料理し、振る舞ってくれた。升が語る。

「時々無性に食べたくなる、おふくろの味の定番です。ほろりと煮えた手羽先と、鶏肉の旨味が移った大豆がたまりません。手羽先は、隠し包丁を入れるひと手間で味が染みやすく、食べやすくなります。

 さらに大豆は水煮を使うので、長時間煮込まなくてもOK。煮物は冷めていく時に味が染み込むため、完成後はしばらくおいてから召し上がってください」

 そんな升の特製レシピを、以下に紹介する。

煮込み時間10分で旨味が染み込む「手羽先豆煮」

■材料(2~3人分)
鶏手羽先…6本
しょうが…1かけ
だし昆布…1枚(水500mlで戻しておく)
にんじん…5cm分
A[酒…大さじ2、砂糖…小さじ2、みりん…大さじ1、しょうゆ…大さじ2]
大豆水煮…150g

■作り方
(1)手羽先は皮がついていない面の骨に沿って、包丁の刃先で切れ目を入れる。
(2)しょうがは薄切りにする。
(3)だしをとった昆布は縦半分に切り、5mm幅の短冊切りにする。にんじんは縦4等分にしてから2mm幅のいちょう切りにする。
(4)鍋に(1)を入れ皮目から焼く。焼き目がついたらひっくり返し、昆布だし500mlと[A]、(2)を加えて煮る。煮立ったらあくを取り、落としぶたをして弱火で5分煮る。
(5)(3)と大豆を加え、落としぶたをしてさらに5分ほど煮る。火を消してしばらくおいて味を染み込ませる。

【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ、東京都出身。1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰。主演ドラマ『旧車探して、地元めし』が映画チャンネルNECOで放送中。

■YouTubeで升毅の料理動画公開中(https://youtu.be/KgEzkz8zsos

撮影/佐々木実佳

※週刊ポスト2023年3月10・17日号

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