長年、番組を支えた(左から板東英二(82才)、草野、黒柳)
別の理由もある。
「草野さんは『草野仁事務所』の所属ですが、個人事務所ではなく複数のタレントも抱えています。経営者としても、司会降板による影響を考えてしまったのかもしれません」(前出・番組関係者)
3月上旬、イタリアンレストランで夕食をとった草野が、愛妻と手をつないで出てきたところで話を聞いた。司会を降板することに水を向けると、驚いた表情をしながら「そうなるみたいですけど」とポツリと答えた。一瞬、寂しそうな表情を見せた草野。だが、次の瞬間、記者の目を見てハッキリとこう言い放った。
「私は終わりません」
草野は著書『老い駆けろ!人生』で、「老いて沈み込むのではなく、夢や生きがいを持ち、前を向いて駆け出していこう」と訴えている。草野の言葉には、生涯現役を貫こうとする力強さが溢れていた。
※女性セブン2023年3月23日号