原作コミックスも「音が聞こえる」描写が圧巻!(『BLUE GIANT』6巻第45話より)(c)2013石塚真一/小学館

原作コミックスも「音が聞こえる」描写が圧巻!(『BLUE GIANT』6巻第45話より)(c)2013石塚真一/小学館

歌なしのジャズの世界観をこだわりの表現で描写

 2013年に連載開始した原作漫画『BLUEGIANT』(作・石塚真一)は、現在は米国編となる『BLUE GIANT EXPLORER』が『ビッグコミック』にて連載中だ。

 原作にも、細かなこだわりがそこかしこにちりばめられていると前出・原田氏は語る。

「演奏中の指使いや表情、サックスやドラムのパーツの丁寧な描き方など、楽器をいじったことのある方なら『そうだよね』と納得できる描写です」(原田氏)

 音楽がテーマの漫画は歌詞で曲調をイメージさせるのがほとんどだが、インストゥルメンタルのジャズの世界観を幅広い層に「音が聞こえる」とまで言わしめる作品は稀有。映画は、漫画から想像できる音のイメージを損なわずに見事に再現した作品、と驚きと感動の声が後を絶たない。

取材・文/小野雅彦

※週刊ポスト2023年3月31日号

最新シリーズは第8集まで発売中『BLUE GIANT EXPLORER』(石塚真一
/NUMBER8/小学館)

最新シリーズは第8集まで発売中『BLUE GIANT EXPLORER』(石塚真一 /NUMBER8/小学館)

雪祈視点で見た、もうひとつの物語。小説『ピアノマン』(著・南波永人/小学館)

雪祈視点で見た、もうひとつの物語。小説『ピアノマン』(著・南波永人/小学館)

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン