スポーツ

【プロ野球記者座談会】WBC後のシーズンで岡田阪神に高まる期待と侍J中野拓夢への不安要素

岡田阪神へプロ野球記者たちも期待(時事通信フォト)

岡田阪神へプロ野球記者たちも期待(時事通信フォト)

 いよいよプロ野球のシーズンが開幕する。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の熱狂の裏側で穏やかじゃない事態になっていた球団も……。4人の現役記者を「緊急招集」。各球団のリアルな状況を語り合う。ここでは阪神について。【全3回の第1回】

 * * *
スポーツ紙デスクA:いやぁ、WBCは予想以上に盛り上がったなあ。

在阪スポーツ紙デスクB:正直、俺は侍ジャパンが優勝できるとは思っていなかった。米国、プエルトリコ、ベネズエラと強豪国にメジャーのスターたちが集まっていたし。

スポーツ紙記者C:ですね。ただロッテの佐々木(朗希、21)、オリックスの山本(由伸、24)が準決勝・メキシコ戦で痛打を浴びる姿を見ると、メジャーの壁は高いんだなとも思わされました。

スポーツ紙記者D:野球がかつてない盛り上がりのなか、いよいよプロ野球がシーズン開幕ですよ。WBCの報道で埋もれていますが、今年のキャンプやオープン戦も色々とネタがありましたね。

記者C:やっぱり期待しちゃうのが、阪神の岡田彰布監督(65)ですね。WBC期間中は、話題を振っても「今日の阪神の記事は2~3行しかあれへんのやろ」とすねていましたが、番記者たちからの評判はすごく良いです。オフレコがひとつもない。過去にそんな監督はいませんでした(笑)。

 コーチやスコアラーにも遠慮しない。試合中にスコアラーが相手投手やバッターのデータが書かれた資料を見せに行ったところ、「そんなもんベンチに持って来るな。前の日に覚えてこい」と一喝していました。

記者D:開幕戦の相手がDeNAで、あちら側の投手が、昨季対阪神戦で3勝無敗の石田(健大、30)に決まったと報道陣から聞かされても、「あっ、そう。全然知らんわ。そんなん見てたら選手使われへんやんか」と意に介していませんでした。

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン