八神純子の『黄昏のBAY CITY』が海外で大ヒット(時事通信フォト)

八神純子の『黄昏のBAY CITY』が海外で大ヒット(時事通信フォト)

八神純子も海外で“再発見”された

 2022年6月、米国の音楽団体が歌手・八神純子に「女性ソングライターの殿堂」賞を授与。日本人初の栄誉だった。1200万回再生されている八神のヒット曲『黄昏のBAY CITY』の動画が米国でもブームを巻き起こし、視聴した主催者がその高い歌唱力と音楽性に感銘を受け、授賞を決めたという。

「インターネットカルチャーが発展し、日本の音楽がますます海外で“再発見”される可能性が高くなっている。それを裏付ける受賞だったと思います」(栗本氏)

【プロフィール】
栗本斉(くりもと・ひとし)/1970年生まれ、大阪府出身。音楽ライターとして執筆活動を行なう。著書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』(星海社)がヒット中。自ら企画・選曲を手がけた2枚組CD『CITY POP STORY』(ソニー・ミュージック)が発売中。

※週刊ポスト2023年4月21日号

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