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高島礼子「13年介護した」父の他界を報告 かつては延命治療への葛藤も「悔いはありません」

高島礼子

父親の他界を報告した高島礼子

 女優の高島礼子(58才)が、3月25日に発行されたMUFGカードの会員情報誌『PARTNER』で、13年間介護をしていた実父を亡くしていたことを明かした。同誌のインタビュー対して、《亡くなるまでの13年間。私も一生懸命介護に携わりました。父も私も精いっぱいやったので悔いはありません》と告白している。

 高島の献身的な介護は、ファンのみならず知られていた。ある芸能関係者は「彼女は、まだ芸能界デビューもしていなかった20歳のころにはお母さんをがんで亡くしていて、その分、お父さんへの思い入れは深かったのです。40才のころには、そのお父さんにパーキンソン病が発覚して、そこからは仕事と介護の両立生活を続けられていました」と明かした。

 高校卒業後は、地元の神奈川県横浜市内の自動車関連会社でOLとして働いていた高島は、21才でモータースポーツライセンス国内A級を取得。アマチュアレーサーとしての活動費を稼ぐためにと、レースクイーンに転身。その美貌が買われて、1988年からはタレントデビューを果たし、やがて俳優としても頭角を現すようになった。

 ただ、高島曰く「厳格な教育者」だった父は、当初は芸能界入りを猛反対。それでも父は高島の意思が固いと理解すると、応援するようになり、病気療養中にも車いすで出演舞台を観劇に訪れるなど、一番の理解者として寄り添ってくれていたという。

 そんな大切な父親が、幻聴や幻影を見るようになり、時には高島に向かって「あんた、誰だ」と混乱してしまうほどに病が進行したことが、どれだけ辛かったかは想像に難くない。何度も転院を繰り返すなかで、父に合う治療法が見つかり退院が叶うと、父が住む横浜の実家に都内から頻繁に通い続ける介護生活が始まった。

 介護保険ではまかなえない高額費用となったようだが、ヘルパーや家政婦も雇い、実姉の家族や当時の夫だった俳優の高知東生(58才)にも協力してもらい、24時間体制で介護をしていた。

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