芸能

まるで別人の顔つきになっていた山口達也氏 目尻の違いから内面の変化を読み解く

株式会社山口達也HPより

株式会社山口達也HPより

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、TOKIOの元メンバー・山口達也氏(51才)について。

 * * *
 ネットニュースに出ていた写真の顔を見て、一瞬、誰だか分からかった。書かれている名前を見ても、本当にそうなのか?と疑ってしまいたくなるほど、見た目の印象が違う。アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也さんだ。

 それは4月17日の朝日新聞DIGITALに掲載された、インタビューに応じている山口さんの姿だ。撮影したのは4月3日だという。アイドルの頃とヘアスタイルが違っている、シャープだった顎のラインが、丸みを帯びているなど部分的な違いもある。人が相手を見て印象を判断するのに要する時間は0.1秒だといわれる。表現が妥当かどうかわからないが憑き物が落ちた、そんな印象を受けた。

 山口さんで思い出すのは。やはり2018年に起こした未成年者への強制わいせつ事件。同年4月26日、東京都内のホテルで行った謝罪会見では、黒のスーツに黒いネクタイで現れ、フラッシュを浴びながら約30秒にわたり深々と頭を下げた姿が印象に残っている。沢山のレポーターらに囲まれ、突き出されたマイクにうつむいたまま涙ぐみ、声を震わせながら答えていたが、おびえて追い詰められたような目と険のある顔つきが、彼の精神状態や置かれた状況を表していた。この時、所属していたジャニーズ事務所から、芸能活動の無期限謹慎が発表された。

 表舞台から姿を消した山口さんが、再びメディアに取り上げられたのは、2020年9月に起こしたバイク事故だった。大型バイクを運転中、交差点で信号待ちしていた車に追突。酒気帯び運転で現行犯逮捕された。どちらも飲酒時に起こしたもので、この時ニュースを知ったほとんどの人は、彼はアルコール依存症だと思っただろう。

 記事のタイトルは『山口達也さん「恐ろしい、ようやく気づいた」アルコール依存症を語る』だ。事故後、ようやく恐ろしさに気づき、依存症だと認めたという彼は、2020年11月からアルコール依存症の専門病院に入院して治療を受け、今も自助グループに通い続けているそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン