ライフ

最新豊胸術事情「脂肪注入」「ヒアルロン酸注入」「シリコンバッグ挿入」各施術のメリット・デメリット

(写真/PIXTA[)

最新豊胸術を紹介(写真/PIXTA)

 年々増えていくバストの悩みについて、「もう年だから」とあきらめていませんか? 近年は美容クリニックでできる施術が増え、トライしやすいものも登場している。現在の「豊胸術」事情に迫る。

 現在の豊胸術は大きく分けると『脂肪注入』『ヒアルロン酸注入』『シリコンバッグ挿入』の3種類。どんなバストになりたいか、各施術のメリット・デメリットなど、豊胸の基礎を学びましょう。

【教えてくれる人】
eクリニック 東京院院長・田中里佳さん/大手美容外科などを経て、2023年4月に当院の院長に就任。注入豊胸症例数と施術指名数で全国1位になったこともある、豊胸のエキスパート。

「いまはバストもアンチエイジングする時代。加齢により胸が垂れてしぼんでしまったり、デコルテが削げてしまったりすると自分に自信が持てなくなりますよね。豊胸術は、そうした人にこそおすすめです」と田中里佳さん。悩みに応じた施術や希望の形にも対応可能なので、事前に医師としっかり相談を。

初めての豊胸Q&A

Q.豊胸しても乳がん検診は受けられる?
A.受けられます。受診時は医師に報告を。一定期間を過ぎれば受けられるが、必ず医師に報告して。シリコンバッグ挿入の場合は対応していない施設もあるので、事前に確認を。

Q.オーバー40が豊胸しても不自然にならない?
A.脂肪注入なら自然な仕上がりに。40代以上がシリコンバッグでしっかり高さを出すと、不自然になることも。ナチュラルな仕上がりが希望なら、脂肪注入がおすすめ。

Q.好みの胸の形にデザインできるの?
A. 事前に症例写真をチェックして相談を。胸の形のデザインは医師のセンスで変わるもの。クリニックの症例写真やSNSをチェックして、好みに合う医師を見つけるのも大切。

【脂肪注入】バストアップと部分痩せが同時にできると人気

 自分の体から採取した脂肪を胸に注入する施術が「脂肪注入」。採取した脂肪の加工法の違いで、『コンデンス豊胸』『ピュアグラフト豊胸』などに分けられる。「もともと自分の体にあった脂肪なので、バストに定着しやすく、触り心地も自然。太ももやお腹、二の腕などから脂肪を採取するので、同時に部分痩せができるのも魅力です」(田中さん・以下同)。

〈メリット〉
・仕上がりが自然
・部分痩せが同時にできる
・効果が半永久的に持続する

〈デメリット〉
・2カップ以上の大幅なサイズアップは難しい
・痩せている人は一度に採れる脂肪の量が限られる
・脂肪の定着率に個人差がある

●コンデンス豊胸「良質な脂肪を濃縮して注入安全性も定着率も抜群」

「採取した脂肪を遠心分離して不純物を除き、良質な脂肪のみを濃縮して胸に注入します。安全性と約70%という定着率の高さが魅力で、ふっくらとしたバストを半永久的にキープできます」。約77万円。

 見た目や触り心地がナチュラルで、定期的なメンテナンスの必要もなし。術後に内出血がみられるが、バストは約1週間、脂肪吸引した部分は2〜3週間かけてなくなる。わきの下や乳輪の下の傷口は数cm程度と小さく、ほとんど目立たなくなる。

●ピュアグラフト豊胸「専用フィルターで不純物を除去した脂肪を注入」

 採取した脂肪を2層構造の専用フィルターでろ過し、老化細胞などの不純物を除去。「良質な脂肪にすることで炎症やしこりなどのリスクを減らすことができます。『コンデンス豊胸』よりも定着率は約10%低くなりますが、ややリーズナブル」。約60万5000円。

●1day「ダウンタイムと料金を抑えたい人向き」

 採取した脂肪をそのまま注入するため、脂肪注入の中では最もリーズナブルで、カウンセリングと施術が1日で完了できる。不純物を取り除く方法に比べると、しこりになる可能性が高まり、脂肪の定着率は低くなる。約27万5000円。

関連記事

トピックス

今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・イメージ 写真はいずれも当該の店舗、販売されている味噌汁ではありません)
《「すき家」ネズミ混入味噌汁その後》「また同じようなトラブルが起きるのでは…」と現役クルーが懸念する理由 広報担当者は「売上は前年を上回る水準で推移」と回答
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン