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市川猿之助(47)が酸素マスクつけ救急搬送、命に別状なし 父・市川段四郎さんと母親は死亡

市川猿之助と自宅前に張られた規制線(時事通信フォト)

市川猿之助と自宅前に張られた規制線(時事通信フォト)

「猿之助を迎えに来たら、(猿之助さんの)意識がもうろうとしている」──5月18日午前10時過ぎ、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が東京都目黒区内の自宅で両親と倒れているのをマネジャーが発見し、119番通報した。猿之助は半地下にある自室で意識がもうろうとした状態で見つかり、酸素マスクをして運ばれたという。母親と父親の市川段四郎さんは2階のリビングルームであおむけに倒れていた。

 母親は自宅で死亡が確認され、父親・市川段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。猿之助は意識があり、命に別状はないという。3人とも外傷はなく、猿之助が書いた遺書のようなものが見つかっているという。

「亡くなった父親の段四郎さんは市川猿翁(三代目市川猿之助)の弟さんで、猿翁が一門を率いて主導した『スーパー歌舞伎』で兄と拮抗(きっこう)する重要な役を担っていました。近年は病気で体調を崩したことで、長男である猿之助さんが面倒を見る形で数年前から家族3人で暮らしていたようです。

 この一件でご自宅のまわりには朝から規制線が張られていて、報道陣も80人以上は集まっていました。現場は騒然としていました」(全国紙社会部記者)

 猿之助はおじに猿翁、いとこに市川中車(香川照之)をもつ。1983年に二代目市川亀治郎を名乗り初舞台を踏み、2012年に市川猿之助を襲名している。歌舞伎だけでなく、映画や舞台、バラエティ番組で幅広く活躍。NHK大河ドラマでは『風林火山』(2007年)や『龍馬伝』(2010年)『鎌倉殿の13人』(2022年)に出演し、TBSドラマ『半沢直樹』では「わびろ!」のセリフなど、その怪演が話題になった。

 1週間前のインスタグラムでは、明治座(東京・中央区)で5月3日からスタートした『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』に関する動画をアップし「2023.5.7夜の部にて、宙乗り1400回を迎えました」と報告。「安全に飛行するために、多くのスタッフさん、お弟子さんの、なかなか見えない支えがあります。(中略)これからも翔び続けますので、よろしくお願いします 神様! いつもお護りいただき、感謝しています。最後に、お客様に楽しんでいただくために宙乗りを復活させ、誹謗中傷にもめげずに翔び続けた伯父・三代目市川猿之助に、改めて敬意を表します」と感謝の意を伝えていたばかりだった。

 同公演は28日まで公演予定だが、18日の公演は中止に(今後の公演は未定)。猿之助は6月16日公開の天海祐希主演の映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』で総理大臣役で出演しているという。

 警視庁は詳しいいきさつを慎重に調べている。猿之助をめぐっては5月18日発売の『女性セブン』が一門の関係者やスタッフらに対するセクハラ・パワハラについて報じていた。

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