医師が恐れているのは、服薬を中断した結果、万が一の事態が起きること。
「そのため、相談する際に、医師の責任を回避するような言葉を使うと交渉をスムーズに進めやすい。減薬をしぶる医師には『万が一、何か起きても自己責任だと考えます』とか、『もし血圧が上がったら、すぐに降圧剤を再開してもいい』と言い添えるといいでしょう。
普段から医師との良好な関係を築いておくことも大切です。きちんと薬をのんで、自宅でも血圧を測っているような真面目な患者なら、医師も信頼しやすい。少なくとも薬を減らす“お試し期間”くらいは毎日血圧を測っておくべきでしょう」
減薬の道も一歩から。まずはお薬手帳を見直すことから始めてみよう。
※女性セブン2023年6月1日号