「藤浪は見た目が地味なのでマジメに思われがちですが、実はなかなかの問題児。2013年には、大勢の水着女性を乗せたクルーザーでのパーティーの様子を写真週刊誌に撮られましたし、2020年には、コロナ禍にも関わらず食事に出かけ、新型コロナウイルスに感染。当初は“知人と食事した”と報じられましたが、実際は合コンで、同席した女性たちも感染しました。
2017年には体調管理に関してもやらかしています。阪神には、“高卒選手は5年間、寮で暮らす”というルールがあるのに、1年目から3年連続で2ケタ勝利を上げた藤浪は、本人の希望により4年で退寮。ところが、一人暮らしを始めるや否やインフルエンザに罹り、健康管理の甘さを指摘されました。
そして時間にもルーズです。2017年にプロ入り以降初の2軍降格を喰らったのは、投手ミーティングに遅れて金本知憲監督の逆鱗に触れたから。ところが2020年、矢野燿大監督時代にも練習に遅刻して、2軍への懲罰降格を受けています。矢野監督はこの時、『(遅刻は)初めてではなかった』と説明しており、遅刻癖は深刻だったようです」(スポーツ担当記者)
メジャーリーガーの肩書も風前の灯となった今、彼を叱れる人間はいるのか?
「阪神時代の先輩でいえば、藤川球児は尊敬の対象で、今年の春先にも藤川が渡米前の藤浪にアドバイスを送る場面がありました。一方、藤浪が崇拝して止まないのはダルビッシュ有です。ダルビッシュとは何度も一緒に自主トレをやっていますし、3年目のオフに体重を増やしたのもダルビッシュの影響。走り込みが嫌いなのも、“走り込み否定派”のダルビッシュの影響だと言われています。
ちなみに大谷翔平とは同級生で、高校時代からのライバルですが、高校時代の成績は藤浪が圧倒的に上で、大谷にとって藤浪は“超えるべき目標”だった選手。2人は決して“友達”と呼べる関係ではありませんし、関係が逆転した今、大谷が藤浪にかける言葉はないでしょう」(前出・野球ライター)
誰かに叱られなくても、自分で問題に気付くことの方が大切か。