ライフ

元気で長生きするために チェックしておくべき「心臓によくない生活習慣」15項目

「血管年齢」30代をキープしている池谷敏郎医師が解説

「血管年齢」30代をキープしている池谷敏郎医師が解説

「人生100年時代」は、いかに「元気で長生きできるか」が焦点となる。「健康寿命」を左右する要素は数多くあるが、なかでも重要なのが「心臓」の健康だ。心疾患は、長くがんに次いで日本人の死因2位になっている。

 健康維持に「100年もつ心臓=100年心臓」が大事になると説くのが、「血管の専門医」で『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える「100年心臓」のつくり方』(東洋経済新報社)の著者・池谷敏郎医師(池谷医院院長)だ。

「100歳まで元気に生きるには、“血管をしなやかに開く”ことです。血管を通じて酸素や栄養の供給を受ける全身の臓器はもちろん、血液を送り出す心臓自体も冠動脈によって養われているのです。また、血管がしなやかに開くことは血流の抵抗を減らし、“ポンプ”として働く心臓の負荷も減らします」(以下、「 」のコメントは池谷医師)

 心筋梗塞や狭心症、心不全といった「心臓のトラブル」を回避するためにも、「血管力の向上」「血管年齢の若返り」を目指す意義は大きいのだ。

 池谷医師は61歳になるが、「血管年齢」は30代をキープしている。学生時代は体育会系だったが、徐々に太り始め、30代では立派な「メタボ体型」になったという。

「自分がメタボと気づいた36歳で血管年齢を測ったら、45歳と実際より高齢化していました。メタボは動脈硬化の最大の危険因子なので、そこから血管年齢の若返りを意識し始めたのです」

 効率や栄養バランスを考慮したダイエットに加え、適度な運動を実践したところ、池谷医師は40代以降、適正体重を維持している。

「血管年齢は、血管の拍動を検査することにより血管の“硬さ”が何歳に相当するか推定したものです。樹齢100年の桜の木が花を咲かすように、加齢に伴って動脈硬化が進んでも、悪しき生活習慣を正して末端の血管をしなやかに開けば、血管年齢を若く保つことができます。私自身、生活習慣の改善で実年齢より若くなり、直近の計測でも30代でした」

 コロナ禍を経て「過食」「運動不足」となるケースが増え、高血圧や糖尿病など「動脈硬化の危険因子」が身近になった。

「今こそ動脈硬化を防いで、心臓の負担を減らすべき時だ」と池谷医師は言う。では、具体的にどうすればいいのか。

関連記事

トピックス

前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト