国内

【喫茶店で発砲、血の海に】町田・六代目山口組系組員射殺事件、事件直後の凄惨映像が出回る

帰宅ラッシュの駅に悲鳴が(六代目山口組の司忍組長/時事通信フォト)

帰宅ラッシュの駅に悲鳴が(六代目山口組の司忍組長/時事通信フォト)

 5月26日午後7時30分すぎ、帰宅ラッシュで人があふれる町田駅近くのカフェで発砲事件が起きた。被害者の50代男性は複数発の銃弾を受け、搬送先で死亡した。事件から間もなく、暴力団界隈では事件直後の現場の動画が拡散。そこには凄惨な光景が広がっていた。

 全国紙社会部記者によると、「何者かが喫茶店に入ってきて男性に向かって複数回発砲した。被害者は六代目山口組傘下組織の組員とみられている」という。犯人は2人組とみられ、車で逃走。その後、23時すぎになって神奈川県の伊勢原署に男の声で「町田の事件の関係で出頭する」と電話があり、神奈川県愛川町の職業不詳・佐々木誠容疑者(58)が出頭。拳銃を所持していたため、銃刀法違反の疑いで逮捕された。警察は事件に関与した容疑が固まり次第、殺人容疑で逮捕する方針で、逃げたもう一人の行方も追っている。

 事件直後から暴力団界隈では被害者の組名と名前が拡散されていた。あわせて、関係者が録画したとみられる現場の映像も回ってきた。

 映像は2本ある。1本目は規制線の外から撮影されたと思われるもので、通行人の「救急車まだなん?」という声から始まっている。奥には被害者と思わしき男性が横たわっていて、その上から男性が心臓マッサージを繰り返している。側には警官と、警官が持ってきたであろう防弾盾も置かれていて、けたたましいサイレンの音が響く。

 これだけでも事件の恐ろしさが窺えるが、もう1本はさらに衝撃的だ。

 撮影されたと思われる時間は2本目の動画より前の、事件直後だろうか。横たわる被害者の側から撮影されているため、顔もはっきり見えるものだった。上半身は裸で胸まで入った刺青の近くにAEDの白いパッドが貼られている。複数発銃弾を食らったという報道通り、着ていたシャツ、白いジーンズなど身体の至る所が血で赤く染まっている。また、被害者の側には身体を引きずったのか、血の跡が続いている。

 被害者の頭部付近に警官が2人いるが、被害者はピクリとも動かず。すでに心肺蘇生も行なわれていない。関係者だろうか、罵声らしき大声も聞こえる。

 現在も暴力団関係者の間では犯人とされる別組織と組員の名前や被害者が抱えたという金銭トラブルなど多くの情報が錯綜している。被害者と同じく六代目山口組傘下組織の幹部はこう語る。

「暴力団関係者はいくつもトラブルを抱えていて、恨みを多く買っている。暴力団絡みの事件は抗争よりも私怨がらみが圧倒的に多い。とはいえ、そうした私怨のもつれは夜中に拉致したり、人目につかない場所で解決するのがほとんど。犯人は被害者を喫茶店に呼び出したんだろうが、一般客もいるであろう店内でいきなり発砲するなんて考えられない。まるで抗争事件だ。だからこそ六代目山口組も“万が一”に備えて警戒を続けている」

関連記事

トピックス

橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)
《戦後80年慰霊の旅》天皇皇后両陛下、7泊8日でモンゴルへ “こんどこそふたりで”…そんな願いが実を結ぶ 歓迎式典では元横綱が揃い踏み
女性セブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン