国内

【赤ちゃんを数時間焼いた】沼津・乳児死体遺棄事件 近隣住民が嘆く「犯人は地元民だろうね…」の根拠

事件直後の様子(時事通信フォト)

事件直後の様子(時事通信フォト)

 5月27日、静岡県沼津市の千本浜海岸で、燃やされた赤ちゃんの遺体が発見された。事件から5日が経つが、いまだ犯人は見つかっておらず、地元民からは不安の声が上がっている。

 事件について社会部記者が語る。

「事件は27日午前6時45分ごろ、釣り人が燃やされた赤ちゃんの遺体を見つけ警察に通報。赤ちゃんは女の子で一部が炭化していました。鑑識の結果、遺体は未明から数時間焼かれていたこと、体の一部が炭化していたが死因は不明で、死産ではなく生後少し経っていることがわかっています」

 犯行現場となった千本浜海岸は沼津駅から1.5キロほどの距離で、観光客が多く訪れる沼津港にもほど近く釣りスポットとして知られていて、プリの稚魚やキスが釣れるという。事件当時、釣りをしていた男性が語る。

「風があったので匂いはしませんでした。煙はわかったけど、何か焚き火でもして燃やしているのかなというくらいの認識で。焚き火している人はたまにいますから。その後、警察が来て、事情聴取も受けました」

 5月29日~31日の3日間、遺体が見つかった深夜~早朝に犯行現場を歩いてみた。3日間とも風が強かったり、小雨が降るなど釣りのコンディションには適さなかったこともあってか、犯行現場付近の釣り人はいずれの日も常時5名以下。たまに土手の上を散歩する地元民が見受けられるくらいだ。毎朝、千本浜海岸を歩いているという近隣住民が語る。

「ニュースでは千本浜海岸が人で賑わうって言われていたけど、ラブライブ(沼津市を舞台にする大人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』。同海岸も聖地のひとつ)目当ての観光客とかで、人が多いのは沼津港に近いエリア。この辺り(犯行現場)は遊泳禁止だし、何もないから釣り人や地元民が散歩で通るくらいで人通りは少ないよ。事件の日は土曜日だったから少しは多かっただろうけど、深夜なら釣り人もいない。私や近所の人も警察から事情を聴かれたけど、正直わからない」

関連記事

トピックス

「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
グラドルデビューした渡部ほのさん
【瀬戸環奈と同じサイズ】新人グラドル・渡部ほのが明かすデビュー秘話「承認欲求が強すぎて皆に見られたい」「超英才教育を受けるも音大3か月で中退」
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン