30代の頃の田中美佐子(共同通信社)
「独立の理由について田中さんはイベントで『還暦を過ぎて思い切って生きていこうと吹っ切れたから』と語り、マネージャーも雇わず一人でギャラの交渉から日程調整、事務作業もしていました。2020年には14年ぶりの夫婦共演でBSの登山番組に出演していましたが、2021年3月に夫婦の個人事務所から取締役だった深沢さんだけが辞任し、代わりに長女が取締役に就任しています」(スポーツ紙記者)
その頃、一部で「田中と深沢が別居している」という情報が流れていたと、前出のスポーツ記者が打ち明ける。
「深沢さんが練馬の実家に住む両親の世話のために、月の半分ほど別居しているという話でした。実際に深沢さんは湘南にある自宅を空けることが多かった。別居の情報をキャッチした一部のメディアが田中さんを直撃すると、すんなりと別居を認めたそうです。
かつては湘南の海の様子を頻繁にブログにアップしていた深沢さんでしたが、徐々に減っていき、最近はほとんどありませんでした。深沢さんは別居を認めつつも、結局、そのときは報道されることはありませんでした。そしてその数か月後に深沢さんは夫婦の個人会社を辞めました」
現在、長女は大学生となったが、43歳で授かった田中の長女への溺愛ぶりは有名。
「テレビ番組でも、中学生だった娘の帰宅が遅いとGPSでリサーチして探しに行き、『(将来)彼氏のことは全部教えて』と、約束していると話していました。田中さんと娘さんは姉妹のような関係で、藤沢あたりによく買い物にも行っていました。
子どもが成人して、別居生活がいつしか、田中さんにとって自立した日常の日々へと変化していったのかもしれません。田中さんは、フリーという立場から昨年6月に小日向文世さんや市川團子さんが所属している事務所に移籍して、すでに再スタートを切っています」(同前)
湘南の自宅は田中と長女が名を連ねる個人事務所が所有しており、深沢一人が自宅から離れたようだ。深沢は、付き人時代の気持ちに戻ったのだろうか。離婚報告で〈これからも引き続き 田中美佐子 深沢邦之 ご支援、ご指導宜しくお願い致します〉と、妻の名を先に挙げた。28年間で、夫婦の“格差”が縮まったのだろうか。