芸能

【全内幕】市川猿之助容疑者、セクハラ報道前の「口止め工作」から一転の行動 背景に「両親の厳しい態度」があったのか

セクハラ騒動の後、両親の厳しい態度

両親の厳しい態度に直面したことが、影響したのか

 歌舞伎役者の市川猿之助容疑者(47才)が6月27日に逮捕された。5月18日に都内の自宅で亡くなった母親(享年75)の自殺を手助けしたとする、自殺幇助容疑だ。

「猿之助容疑者は、救急搬送された病院をすぐに退院し、警察施設を経て、都内にある精神科の専門病院に入院していました。このタイミングでの逮捕は、警察が証拠を固めたことに加え、歌舞伎座(東京・中央区)での『六月大歌舞伎』が6月25日に千穐楽を迎え、歌舞伎興行やほかの歌舞伎役者への影響を最小限にできるという配慮があったようです」(全国紙社会部記者)

 入院中の猿之助は、異様な様子だったという。

「病室の外に出ることなく、ニュースなど外部の情報に接することもなく、ひっそりと過ごしていたといいます。ただ、自室にいる間、ずっとじっとしていたわけではありません。歌舞伎の稽古とまではいかないまでも、体を動かしたり、歌舞伎のような所作を見せることがあったと聞いています」(澤瀉屋関係者)

 警察に猿之助が話したところによると、騒動前日の17日の夜に「家族会議」を開き、「生きていても仕方がない」という結論に至り、家族3人で死ぬことを決めて睡眠薬をのんだという。また「両親の顔にビニール袋をかぶせた」「袋は薬のパッケージと一緒に、自宅近くのゴミ捨て場に捨てた」とも証言した。

 一方、猿之助自身の「死の覚悟」には疑問が残る。騒動が起きたのは、猿之助のセクハラ・パワハラを報じた記事が掲載された本誌『女性セブン』の発売日だった。猿之助は報道前後、対策を入念に行っていた。

 本誌は報じるにあたり、今年に入ってから、広範囲の歌舞伎関係者や澤瀉屋関係者、後援会関係者、公演の裏方スタッフ、猿之助の知人らに取材を続けてきた。

「一門の中では、“女性セブンが取材に動いているらしい”という情報が広がりました。当然、猿之助さんの耳にも入りました。関係者には、これ以上話が漏れないように“女性セブンの記者がコンタクトを取ってきても、何も話すな”と口止めするお達しも出ていました。それも猿之助さんの指示だと聞いています」(別の澤瀉屋関係者)

 実際、本誌記者がある歌舞伎役者に声をかけた際には、「あ、聞いています。みなさんにお声がけしているようで。話すことは何もありません」と一蹴されるケースもあった。

「女性セブン報道の少し前には、猿之助さん本人が、旧知のテレビ局関係者に連絡するなどし、報道の影響やその対応の仕方について相談していました。その際は“自殺を考えている”といった様子はまったくなかったそうです」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン