──歌詞のテーマは?

「人間が集中したときの“ゾーンに入った状態”をテーマに書きました。最初にトラックを聞いたときに、ぼく自身も研ぎ澄まされた気持ちになったので、それを歌詞にしたいなと思ったんです」

──こういうテーマで書きたい……というのは、日ごろからストックされているんですか?

「そうですね。でも、それはストックと言うほどではなく少しだけ……です(笑い)」

──詞の言葉選びに個性とセンスを感じましたが、独特のワードセンスはどこから来るのかな?と。

「言葉選びが珍しいというのは、よく言われます。ぼくはあまり会話が得意なタイプではないので話すのは苦手なんですけど、日本語の奥深さは大好きなんです。日本語は遊びようがあるから、作詞するのも大好きだし、ワードを組み合わせるのが好き。言葉を探したり、日々メモを取ったりして。作詞をするときに、頭の中でそういう言葉をたどっていくと、“面白い言葉見つけた!”となることがあります」

──言葉に対しての興味が深いのかもしれないですね。

「それは、やっぱりこの仕事をしているからかもしれないです。あと、その言葉を自分で歌えるということも大きい気がします」

──学生時代、国語の成績も良かったんですか?

「満点は、難しかったですね」

──満点を目指すのはハードルが高すぎますね(笑い)。

「あはは! 特に中学生以上になると、例えばテストで読解力の問題とかになると、よくわからないな……と思うことがあったりして。決して国語が得意教科だったわけではないんです(笑い)」

撮影/黒石あみ

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