2020年のジャニーズ事務所退所会見。もともと歯並びがいい中居

今回は出演しない中居

 それ以外であがっているのは、ルッキズムやハラスメントに対する不安。これは10人の女性を選ぶこと、その基準が外見になりがちなこと、ハラスメントを思わせる発言が多くなりそうなことへの不安でしょう。芸能界の大御所が「勝手に選んで女性に順位をつける」ことに嫌悪感を示す人がいても不思議ではありません。

 また、さんまさんは現在68歳だけに、「高齢者の好みのタイプをあげていく」という企画そのものを疑問視する声も見られました。20年以上前にはじまった企画だけに、時代や加齢の流れに合いづらくなっているところもあるのでしょう。

『27時間』は深夜帯が一番面白い

 ここまで挙げてきた「既婚者が多い」「中居さん不在」「ルッキズムとハラスメント」「高齢者という印象」という不安をさんまさんはどのようにクリアしていくのか。

 ちなみに前回2019年のランキングは、1位が新木優子さん、2位が浜辺美波さん、3位が唐田えりかさん、4位が新川優愛さん、5位がある飲食店の外で告白を受けていた女性、6位が元バレーボール選手の滝沢ななえさん、7位がBS国際報道の酒井美帆アナ、8位が仲村みうさん、9位がJAL羽田発石垣島便のCA、10位が『全裸監督』出演の森田望智さんでした。

 このランキングから4年過ぎてどんな変化が見られるのか。そして、誰がスタジオや電話で出演するのか。その顔ぶれに賛否の声こそあれ、ネット上をにぎわせてくれそうです。ただ、さんまさんを筆頭に、お笑い界のトップランナーが9人も集まるわけですから、ランキングそっちのけでフリートークを続けてしまい、「名前の紹介のみで終わる」というケースも十分ありえるでしょう。

 いずれにしても、「『27時間テレビ』は深夜帯が一番面白い」は、お笑いフリークの共通認識。「最もハジけてくれる時間帯」「どんなインパクトを残してくれるのか楽しみ」という期待に応えてくれるのではないでしょうか。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

関連記事

トピックス

氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
パリ五輪への出場意思を明言した大坂なおみ(時事通信フォト)
【パリ五輪出場に意欲】産休ブランクから復帰の大坂なおみ、米国での「有給育休制度の導入」を訴える活動で幼子を持つ親の希望に
週刊ポスト
被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン