秋広優人について原監督は「まだ甘いデミグラスソースみたいだね」とユーモアを交えて表現(写真/産経新聞社)

秋広優人について原監督は「まだ甘いデミグラスソースみたいだね」とユーモアを交えて表現

史上初の3年連続負け越しなら原監督の去就は?

 優勝できないとなれば、3年連続のV逸となる。現在は貯金2の4位だが、もし今年負け越せば、球団史上初の3年連続負け越しとなる。その場合、原監督の去就はどうなるのか。

「今年3年契約の2年目ですから、自ら退かない限りは来年も続投するでしょう。3年連続負け越しはワースト記録といっても、かつてのように逆指名ドラフトもなく、FA補強も思うようにならない状況で時代が変わっている。その中で若手が着実に育っており、昨年や一昨年の4位とは価値が違う。

 原監督は昨年までは『“焼きごて”を入れるくらい反省しないといけない』などの厳しいコメントが目立ちましたが、今年は特に若手に対して寄り添うようになった。今年、公式戦に入ってからは“焼きごて”を使っていないと思います」

 29日の中日戦では、状況判断のまずさで進塁を許したレフト・秋広について「山椒がピリッときいた守備力になってほしいね。今はまだ甘いデミグラスソースみたいなね」と独特のユーモアを交えて表現。翌日、秋広はレフトフェンス直撃のクッションボールを素早く返球し、二塁打ではなく単打に止めた。

「以前なら“焼きごて”のような強い表現をしたかもしれませんが、“山椒”や“デミグラスソース”だった。これなら選手の感じ方が全く違う。今の若手には厳しい叱咤は合わない。そう感じて、コメントの表現を変えているのでしょう」

 打者も投手も我慢の起用を続ける上に、原監督の“変心”が若手の成長を促しているようだ。

「原監督としても、ある程度は来季を見据えて戦っていると思いますよ。来年優勝するためにも、今年優勝争いに加わって若手に経験を積ませたい。秋広や門脇は試合に出れば出るほど成長していく。あとはもう1~2枚、先発投手が出てくれば、来季はかなり期待が持てるのでは」

 世代交代が進む巨人。若手の成長が楽しみなチームになってきた。

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