国内

【ひとりの“おぢ”から300万】パパ活商材で逮捕の「頂き女子りりちゃん」が販売していた“極秘会話マニュアル”の酷い中身

詐欺幇助罪で逮捕された渡辺容疑者(本人YouTubeより、画像は一部加工しています)

詐欺幇助罪で逮捕された渡辺容疑者(本人YouTubeより、画像は一部加工しています)

「パパ活」をする女性に、巧妙に嘘をついて金銭を騙し取る方法を書いたマニュアルを販売したとして8月23日、自称風俗店店員の渡辺真衣容疑者(25)が詐欺幇助の疑いで逮捕された。渡辺容疑者は「頂き女子りりちゃん」として東京・歌舞伎町などで活動し、X(旧Twitter)でも1.3万人のフォロワーを持つ“頂き女子界のカリスマ”だったという。

「愛知県名古屋市で、男性2人が現金計1065万円を騙し取られたとして、20歳の女性が詐欺罪で起訴された。警察が捜査を進めたところ、20歳の女性は渡辺容疑者が販売していた『頂き女子マニュアル』を購入・参照していたことがわかり、渡辺容疑者の逮捕につながったということです。渡辺容疑者は『詐欺になることもわかっていた』と容疑を認めているといいます」(全国紙社会部記者)

 販売されていたマニュアルは「頂き女子の参考書~お金を頂くための設定と極秘会話法~」などの題名で、noteなどネット上で2万円程度で販売されていたという。渡辺容疑者が言う「頂き女子」とは何か。歌舞伎町に詳しいライターの佐々木チワワ氏が語る。

「基本的にやっていることは『パパ活』と同じなのですが、やましいことではなく『あくまでもお金を“いただいている”』ということを強調するために、りりちゃん(渡辺容疑者)が提唱した造語で、一定数彼女のやり方を見習うフォロワーがいた。一方でりりちゃんが唱えていた『テクニック』は、嘘を使ってでもいかに信頼関係を築いてお金を受け取るかという方法論になっていました」

 渡辺容疑者が販売していたマニュアルの中身はどのようなものだったのか。ライターの山野祐介氏が説明する。

「マニュアルには細部を変えた様々なバージョンがあるようです。テキストは全体で2万5000字ほどあり、渡辺容疑者はターゲット男性を”おぢ”と呼んだ上で『私は経験上ひとりのおぢから300万円以上をいただいています』『頂き女子を極めたおかげで、毎日ホストに通いながら毎月平均200万円を担当に貢献することができた』などと実績をアピールしていました。

 マニュアルでは“ターゲット”として狙うべき男性の特徴として、『エロ目的を表に出してこなくて、かつ友達が少ないおぢ』としています。『付き合っていることが前提の会話をすることで、誰かの特別な存在になったことのないようなおぢはすごく喜んでくれる』という趣旨の内容を共有していた」

 渡辺容疑者は金銭を“いただく”上で、『信頼関係構築』『お金を頂くための会話』『アフターケア』の3ステップが重要だとしていたという。お金をいただくための「日常会話の例文」として、マニュアル内では食事を巡る以下の例文が載せられている。

『お腹減ったなあ、夜ご飯何食べようかな』『おぢは何か食べた?』『オムライス!?いいなああ』『卵料理おいしいよね。私卵焼きとかめちゃくちゃ好きだもん』『学生のときお弁当だったから毎日卵焼き作って入れてたよ笑』『おぢのところは学食あったんだあ!いいなあ憧れる』

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン