リリース直後にさっそくThreadsに登録してみたという会社員女性は、登録したきり放置してしまったという。
「Twitterではクスッと笑えるような面白い小噺のようなものを読むことが多くて、Threadsでも似たようなことに使えるかなと思ったんですけど……。何日か使ってみたのですが、全然、好みの感じになってくれない。粘り強く使い続ければいいのかもしれないけれど、そこまで手間をかけるのが面倒になって今では放置です」
その他周囲で使ってみた人たちの間では、「Twitterとの使い分け方が思いつかない」「興味がある投稿が読めなくて時間の無駄」「似ているのは見た目だけだった。Twitterでいい」などの感想が聞かれた。ひろゆきも、「しょうもない人の自撮りを見ても時間のムダ」と考えて、Threadsをやらない考えだという。Twitterは探せば面白い情報が得られるが、Threadsにはないというのだ。
その後、Threadsはフォローしたユーザーの投稿だけを見る機能やDM、検索機能なども追加され、ブラウザ版も登場している。改良によって勢いを増すかと思われていたが、現実にはそうなっていない。
フォロワー数が伸びず新規投稿もまばら
その後、XではなくThreadsからのユーザー離れのほうが顕著となっている。
SensorTower調査によると、Threadsのアクティブユーザー数はピーク時の4400万人から800万人へと82%減少。さらに1日あたりのアプリに費やす時間もわずか2.9分にとどまっているという。
たとえば、日本のフォロワートップである渡辺直美さんの投稿は執筆時点で4週間前で止まっている。有吉弘行さんなど今も利用しているユーザーもいるが、フォロワー数の伸びはゆるやかだ。
企業アカウントトップは「Tasty Japan」、続いて「スターバックス」、「TOYOTA GAZOO racing」など。
各SNSにおける「Tasty Japan」公式アカウントの執筆現在の状態を見ていくと、Threadsではフォロワー数37.8万人、最新投稿は5週間前で「いいね」は341件。Instagramではフォロワー数722万人、最新投稿への「いいね」は1412件。Twitterはフォロワー数130万人、最新投稿への「いいね」は138件、リツイートは37件、5.6万ビューとなっている。