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パンの表面やカフェラテの泡に文字・絵柄を書ける ペンタイプのハンディプリンター

写真のように厚紙や専用のステンレス製スケール(別売り・2200円)をかませ、その上でローラーを転がして使用する

写真のように厚紙や専用のステンレス製スケール(別売り・2200円)をかませ、その上でローラーを転がして使用する

 次世代プリンターやお絵かきロボットなどの企画・マーケティング・販売などを行うEVEBOT JAPANが、ハンディプリンター「PrintPen」を発売した。文字通り、ペンタイプのプリンターで、食品(パン・ケーキ・カフェラテやビールの泡など)に文字や絵柄をプリントすることができる。

 使い方は次の通りだ。

【1】まず、専用アプリ「PrintLab」をスマホにインストールする。
【2】アプリを操作して、文字や絵柄を入力する。入力内容をPrintPen本体に転送する。
【3】プリントしたい対象物の上方に専用のスケールをあてがう。
【4】スケール下部の立ち上がり部分に本体下面を合わせ、左から右に本体をスライドさせると、スケールの空き幅に食用インクがカートリッジから噴射されてプリント完了。

スマホにアプリをインストールした後、アプリと本体をWi-Fiで接続。写真のように厚紙や専用のステンレス製スケール(別売り・2200円)をかませ、その上でローラーを転がして使用する。

スマホにアプリをインストールした後、アプリと本体をWi-Fiで接続

「本体下面には直径約1.5cmのローラーがあり、これがセンサーの役割を果たします。対象物の形状や硬さを瞬時に的確に感知し、それに合わせてインクを噴射するので、パンの表面であってもカフェラテの泡であってもプリントできるのです」(同社代表取締役の土屋貴嗣さん・以下同)

 ちなみに、変わったところでは、きしめんの麺、果物や人の肌などの凹凸面にも印刷可能だという。

「ローラーと対象物との間は5〜6mmほど空いていて、食品に本体が直接触れないので、衛生面で安心です」

 インクの安全性については、

「弊社が開発した食用インクは、厚生労働省指定の検査機関(一般財団法人食品環境検査協会)による調査で安全性が認められています。原料はほぼ水なので、無毒で無味無臭。転写先の食品の味を損なうことはありません」

 という。

 プリントできる文字の大きさは、1文字の縦幅が最大26mm。ひらがな・カタカナ・漢字・英語にも対応している。フォント(文字タイプ)は9種類から選択でき、太さや向きも調節できる。

「文字だけではありません。猫やウサギなどのスタンプも15種類ありますし、さらには、画像データを取り込めば写真やロゴを転写することもできます」

インクカートリッジは約3500回分の使用が可能。バッテリーの持ちも前機種よりアップし、フル充電で約2000回の連続プリントを可能にした

インクカートリッジは約3500回分の使用が可能

。バッテリーの持ちも前機種よりアップし、フル充電で約2000回の連続プリントを可能にした

バッテリーの持ちも前機種よりアップし、フル充電で約2000回の連続プリントを可能にした

 本製品の前機種は全国のレストランや製菓店など飲食業の法人による需要がメインだったが、より高機能化し、多彩な文字やメッセージをプリントできるようになった本機は、一般の人々に広く受け入れられているという。

【商品DATA】
『PrintPen』/EVEBOT JAPAN/4万2000円
サイズ/高さ174×下面横53×下面縦30mm、本体重量/255g。購入時は食用インク1本(茶色)が付く。カラーはほかに赤と黒があり、各1万5000円。充電は付属のUSB充電ケーブルで行う。

取材・文/藤岡加奈子 撮影/浅野剛(製品・使い方)

※女性セブン2023年9月28日号

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