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藤井聡太七冠、対局の舞台となった宿に残した「サイン」 最近は円熟味を感じる文字をセレクト

藤井聡太七冠が残した様々な「サイン」を紹介(石川県の金沢東急ホテル)

藤井聡太七冠が残した様々な「サイン」を紹介(石川県の金沢東急ホテル)

 全国各地で対局する藤井聡太七冠は会見で披露する揮毫とは別に、対局の舞台となった旅館・ホテルに、揮毫色紙を贈って宿を後にする。藤井七冠の公式戦全対局をデータ化しているウェブサイト「藤井聡太対局まとめ」の管理人・ゆに氏は揮毫全般について、こう語る。

「初タイトルを獲得した頃の揮毫は初々しさが残る文字だったのに対し、最近は『温故知新』など円熟味を感じる文字をセレクトすることがあり、将棋に対する探求が極まってきたように感じます。現在進行中の王座戦でタイトルを奪取し、八冠獲得となった暁にはどのようなメッセージを残されるのか、非常に楽しみです」

 対局後、各地の宿に贈られた揮毫は「飛翔」が多い傾向がみられる。「お好きな言葉のようです」と話す宿関係者も。常時展示する宿や対局後のみ展示の宿もあるが、非公開の宿もある。

取材・文/上田千春

※週刊ポスト2023年10月20日号

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