国際情報

《人質解放》音楽フェス生存者が語る目の前で起きた「レイプ」ハマスに連行されたドイツ人女性の母親が涙の訴え

人質となった女性はどこに(SNSより)

人質となったシャニさんはどこに(SNSより)

 イスラム武装組織ハマスは10月20日、人質にしていたアメリカ国籍の親子2人を解放したことを発表した。激しい空爆に加え、水や食糧不足にもさらされているガザ地区だが、外国人を含むおよそ200人の人質が捕らわれているとされている。緊迫した状況の中、全ての人質の解放に向けて各国が取り組みを続けている。

 ドイツ人女性のリカルダ・ルークさんも「時間が非常に重要です。人質は解放されなければなりません」と強く訴える1人だ。彼女の娘であるシャニ・ルークさん(22)は、ハマスによる攻撃の対象となった音楽フェスに参加していた。シャニさんがほぼ裸の状態でハマス戦闘員にトラックで連行される様子をとらえた動画は、世界中に激震をもたらした。

 リカルダさんは、「娘が生きているとの情報を受け取った」とドイツのタブロイド紙『ビルト』で語っていた。シャニさんは頭部に重傷を負い、ガザ地区の病院にいるのだという。しかし、生存情報を得てから進展がなく、10月20日、リカルダさんは同紙に再び登場し、「私たちは生存情報を疑い始めています。1週間以上、何も連絡がありません……」と涙ながらに現在の心境を吐露していた。

襲撃受けた音楽フェスで生き延びた女性の証言

 また、ハマスが公開した映像に映っていた人質の女性、ミア・シェムさん(21)の母親も「世界中の指導者にお願いします。どうか娘を無事に連れ戻して」と会見で話しており、人質の解放を求めて各国で声があがっている。

 前出の音楽フェスを生き延びた女性は、「ハマスの戦闘員によるレイプを目撃した」と証言している。国際ジャーナリストが解説する。

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