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「肩の力が抜けた」「悲壮感がない」 阪神・岡田彰布監督「第一次政権との変化」を親しい元同僚たちが明かす

笑顔の岡田彰布監督(時事通信フォト)

笑顔の岡田彰布監督(時事通信フォト)

 59年ぶりの「関西ダービー」でオリックスと雌雄を決する戦いに挑む阪神・岡田彰布監督。阪神ファンにとっては、第一次政権時代の2005年に日本シリーズ4連敗を喫した悪夢も甦るところだが、岡田氏は決戦前夜の記者会見で「もう前回のことは忘れてるんで」「(京セラドームは本拠地としても使っているので)あまり日本シリーズという感じはしない」と語り、リラックスした様子を見せた。

 岡田氏のこうした様子に、関係者からは「第一次政権とは明らかに変わった」という声が聞こえてくる。1980~81年に岡田氏とともにプレーした阪神の元エースで、辛口評論家として知られる江本孟紀氏が語る。

「ジタバタしないというか、動じないというか、どっしりしている。デイリースポーツの評論家をした10年でいろんな経験をして、外との接触が長かったから、肩の力が抜けたんじゃないですかね。やはり岡田は、自分がやっている野球に対して自信があるんですよ。野球を見る自分流の目を持っているから、そういう感覚のままグラウンドにいるのが良いんでしょうね。

 それに選手にガツンと言うだけでなく、うまくフォローするのも以前とは変わった点でしょう。今年は『グータッチをやめろ。ハイタッチにしたらパーのほうが強いやろ』とか、新井(貴浩・広島カープ監督)に『高校野球みたいにやる言うとったけど、金属バットはアカンで』とか、うまいこと言うじゃないですか。前はあんな感じ違いましたからね」

 阪神のクローザーとして活躍し、岡田氏の第一次政権時代に一軍投手コーチとして勝利の方程式「JFK」を構築した中西清起氏も「ベンチで少し余裕が見られるようになった気がする」と語る。

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