シャニさんは意識を失っているものと思われ、半裸の状態だった(SNSより)
「イスラエル当局は、ハマスの性暴力をめぐる資料を公開する場をジャーナリスト向けに設けました。下着を穿いていない女性の写真が公開されたほか、音楽フェスの生存者による目撃証言もありました。生存者は、『複数のハマスの戦闘員に襲われる女性を見た。女性の胸を切断し、おもちゃのように扱っていた。彼女の頭を撃ってからも襲い続けた。少女を肩に担いだ戦闘員もいた』と語りました。
シャニさんの家族たちは、彼女は頭を撃たれて即死したと考えています。まるで生き地獄のような情報が無数に出てくる状況だからこそ、シャニさんが少しでも苦痛の少ない最期を迎えられたことを信じて、家族が『安心した』と語るのは、悲しいけれども自然な心の動きなのでしょう」
ほかにも音楽フェスの生存者の証言をまとめたサイトや、10月7日に行われたハマスの攻撃によって犠牲者1400人以上がどこで亡くなったかを地図で示すサイトが存在し、イスラエル側は、ハマスの残虐さについて活発に情報発信している。
一方で、イスラエル側にも国際的な批判が集まっている。
「ガザ地区の民間人も巻き込んだ報復行為が世界中から批判されています。ガザの電気やガスなどのインフラ供給を断ったこと、度重なる空爆などについてアラブ諸国やハマスが国際人道法違反と糾弾していますが、イスラエル側は『自衛権の行使』だと反論しています。国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は、『ハマスとイスラエル、どちらも戦争犯罪をしている』と厳しく非難しています」(前出・国際ジャーナリスト)
イスラエル軍は、ガザのシファ病院で地下トンネルの入り口を発見したと発表し、ハマス側はそれを「でっちあげ」だと主張している。双方が意図的なメディア露出をしている可能性があり、情報が錯綜している状況だ。そうだとしても、多くの民間人が犠牲になっていることに間違いはない。
