N記者が「ダントツ」だと語るカベポスター(「M-1グランプリ」公式サイトより)
N記者「敗者復活組はどうでしょうか。M-1ではすでにお馴染みのロングコートダディやニッポンの社長は、コアなお笑いフリークから『今年はネタが弱いかも』と評されていますよね」
作家Y「キングオブコントでも結果を残さなきゃいけないので、この辺のコンビは本当に大変ですよ。漫才とコント、両方の練度を上げるのは至難の業。オズワルドも安定感は抜群だけど、やはり漫才以外の仕事も増え始めた影響なのか、今年はネタが弱いと評されていました。売れっ子ゆえの悩みかもしれませんね」
K局員「準決勝のウケでいうと、トム・ブラウンかナイチンゲールダンスが勝ち上がると思いますね」
N記者「おっしゃる通りだと思います。この二組は、決勝に行っていてもまったくおかしくないウケ方をしてました」
作家Y「では、この座談会で最終決戦に進むトップ3をまとめてほしい、ということなんですが……それぞれの本命を並べるのも芸がないですよね」
K局員「そうですね。今大会の特色としては、図らずも“M-1”の申し子と言われた和牛の解散が発表されたタイミングで迎える『M-1グランプリ2023』ですから、審査員の方も視聴者も頭のどこかに和牛のような構成のしっかりした“ウェルメイド漫才”を求めているという傾向はあるのではないかと思います」
N記者「それも踏まえた我々が導き出したトップ3は……1位カベポスター、2位ダンビラムーチョ、3位真空ジェシカです!」
作家Y「なお、この3組が一番手のネタ順を引いてしまうと大きく崩れてしまうのはご容赦ください(笑い)」