芸能

永野芽郁×山田裕貴の「月9」ドラマ『君が心をくれたから』の大きな見どころが「長崎ロケ」である“もうひとつの理由”

(番組ホームページより)

ドラマには長崎の名所がたくさん登場する(番組ホームページより)

 永野芽郁が主演の連続ドラマ『君が心をくれたから』が話題だ。初回の世帯平均視聴率は関東地区で7.2%とひと桁台だったのに対し、ドラマの舞台である長崎県では同22.6%と高視聴率を記録。眼鏡橋やグラバー園など長崎の定番スポットが多数登場することで「ご当地感」が話題の本作だが、ドラマオタクのコラムニスト・小林久乃氏もまた、同作の「長崎ロケ」に注目する。

 * * *
 新「月9」ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)が始まった。自分に自信が持てないまま生きてきた元パティシエの逢原雨(永野芽郁)と、色覚異常から花火師の夢をあきらめようとする朝野太陽(山田裕貴)。惹かれ合うふたりだったが、雨の目の前で太陽が交通事故に遭ってしまう。そこに現れたのは、“あの世からの案内人”を名乗る男(斎藤工)。男が提示したのは「雨が五感を差し出せば、太陽の命が救われる」という“奇跡”の契約だった──。

 月9枠では久々となる、ストレートなラブストーリーだ。ここ数年、同枠のドラマは決して好評ばかりではないので、今回こそ物語ともどもハッピーエンドで終わって欲しい。これまで大きな人気と歴史を作ってきた月9だからこそ、ドラマファンとしての期待と、SNSで叩かれているのを見たくない気持ちがあるのだ。

 そして今回の月9には、“長崎がロケ地”という大きな見どころがある。そもそも長崎県は数多くの文芸作品の舞台になったほか、ドラマや映画のロケ地、アニメの舞台などとして、多くの映像作品に映り込んできた。最近のドラマでは朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK・2022年)や、『ばらかもん』(フジテレビ系・2023年)などで五島列島が使われている。

 私も以前、仕事で長崎県での写真撮影を検討した際にコーディネーター、カメラマンなどスタッフにもアドバイスを求めたところ、「海と山の自然と、街中の風景が一気に撮影できる」「市内にある“坂道”で絵に変化がつけられる」「とにかく抜けがいいから、撮影がしやすい」という意見が返ってきた。

 今回の月9ドラマを見ているだけでも、カメラマンが気持ちよく撮影している雰囲気が、ひしひしと伝わってくる。原作のない、オリジナル脚本の『君が心をくれたから』がどんな経緯で長崎をロケ地に選定したのかは分からないが、ドラマファンとしては「ありがとう」という思いがある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト