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【4年ぶり開催】中島みゆき“ラストツアー”で唯一スルーしたファンからの「メッセージ」

中島みゆき(「歌会 VOL.1」特設サイトより)

コンサート「歌会VOL.1」を行った中島みゆき(「歌会 VOL.1」特設サイトより)

 暗転した舞台の中央にギターを携えた中島みゆき(71才)が颯爽と現れると、会場に駆けつけたファンから大きな拍手が鳴り響いた。1月19日に東京国際フォーラムで中島のコンサート「歌会VOL.1」が幕を上げた。彼女がファンの前で歌声を披露するのは実に4年ぶりだ。

 新型コロナウイルスの蔓延により、政府から大規模イベントの中止要請が出たのは、2020年2月26日のこと。全国ツアー「2020ラスト・ツアー『結果オーライ』」の真っ只中だった中島は、同月28日以降の公演を取りやめ、全24公演のうち16公演が中止となった。

「公演中止から2年後の2022年2月には、同ツアーの音源を収録したCDが発売されました。ファンからは喜びの声が上がる一方で、『もうツアーの再開はないのでは』という悲観的な見方もじわじわと広がっていました」(音楽関係者)

 コンサートこそ開催できなかったものの、中島は精力的に活動を続けていた。2022年にはサントリー「BOSS」のCMで11年ぶりのCM出演を果たし、ファンに元気な姿を見せた。

そして、待ちに待ったツアー再開の初日、冒頭のようにギターを持った中島に観客たちの意識は集中した。一曲目は、ギターの弾き語りによる『はじめまして』でスタート。その後はMCで軽快なトークもまじえつつ、歌になると、伸びのある「みゆき節」を響かせた。

「コンサートの途中、医療ドラマの主題歌や、中島さんいわく“病院をテーマにした曲”など、“医療関係の曲”を歌うコーナーを設け、『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)の主題歌『銀の龍の背に乗って』など3曲を熱唱しました。『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)の主題歌もあり、命の尊さなどを歌った彼女の曲にファンは酔いしれました」(コンサート関係者)

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