現場に復帰した京香
“京ちゃん”“キャプテン”
12月に入ると体力もすっかり回復したようで、SNSで青森にアートを楽しむ旅行に行ったことも明かされた。
「ちょうどその頃、木村さんは『グランメゾン東京』関連の仕事でフランスに行っていました。現地で番宣の収録が行われ、治療に専念していた京香さんは、日本のロケから参加することになったようです」(前出・テレビ局関係者)
前作で木村が演じた主人公・尾花夏樹は、二つ星を獲得しながら不祥事ですべてを失った天才シェフ。再起を誓い世界最高の三つ星レストランを作り上げようと奮起するきっかけとなったのが、京香演じるオーナーシェフ・早見倫子との出会いだった。
「2007年のドラマ『華麗なる一族』(TBS系)で共演した際は敵対する役柄だったこともあり、現場ではお互いに“ひと言もしゃべらなかった”そうです。一方、12年ぶりに再会した『グランメゾン東京』では、パリでのロケで意気投合。現場はアドリブもポンポン飛び出すほど和気あいあいとした雰囲気だったとか。木村さんは彼女を“京ちゃん”と呼び、力強く現場を引っ張る彼の姿勢に京香さんも感心していたといいます」(前出・芸能リポーター)
すっかり木村のファンになった京香は、ドラマが放送された翌年に行われた彼のソロコンサートにも駆け付けている。
「インタビューで最近、泣いたことを聞かれ、《木村さんのコンサートです。本当に泣けてきちゃって》と明かしていました。木村さんのラジオ番組にゲスト出演した際には、彼を番組での呼称である“キャプテン”と呼び、ソロアルバムの曲を作詞させてほしいと直訴。実際に“音葉”というアーティスト名で木村さんに詞を提供しています」(前出・テレビ局関係者)
木村にとっても『グランメゾン東京』の続編は、旧ジャニーズ事務所の体制が一新して以来、久々に臨む大型作品。ドラマにかける思いは強く、情報解禁を待ちきれず自身のSNSで連日のように現場の様子をアップしている。
「木村さんは京香さんの復帰をとても喜び、彼女がリラックスした雰囲気で演じることができるよう献身的にサポートしているといいます。前作のフランスロケでは毎日のように一緒に食事をしていたそうで、今回も彼女の体調を誰よりも気遣っています。気心の知れた共演者や木村さんのおかげで、京香さんも安心して演技に集中できているようです」(前出・テレビ局関係者)
木村はかつてテレビ誌のインタビューでドラマの役柄をこう語っていた。
《僕は自分としても尾花としても、どん底にいようが壁にぶち当たろうが、何としてでも明日まで生きてやる! って思う。ただそれは自分一人でできることじゃなく、一緒の方向を向いてくれる人たちの存在があるからこそ可能になるわけで》(『ザテレビジョン』 2019年9月20日号)
奇跡の復活劇の裏にあった共演者同士の強い絆。同じ方向を向く2人の新境地に注目したい。
※女性セブン2024年2月15日号