──確かに、楽曲制作にまで関わるのか、関わらないかでは大きな違いがありますよね。
西本「はい。メンバーの呈と竜暉はこれまでも楽曲制作に深く関わってくれていたけれど、今回は全員でセルフプロデュースをすることになって。せっかくつくるのであれば好きにやってしまおう!と思って、本当に自分の思っていることをそのまま、自分の好きを詰め込んだ1曲をやらせてもらったんですね。だからこそ、正直、不安もあったんです。メンバーそれぞれが曲をつくることで個性のぶつかり合いが起きて、アルバムとして成立するのかな…と」
──これまで全員が制作に携わってきたわけではないから、誰がどんなテーストの曲をつくるのかも想像がつかないですよね。普通は、アルバムの中で全体のバランスを考えて楽曲のジャンルを調整したりすると思いますけど、それができない。
西本「そうなんです。でも、出来上がってきたら、逆にこれこそが真の調和なんじゃないかな…と思ったくらい、GENICとして一皮むけた作品になった気がしました」
西澤「あとは、アルバムを通して聞いたときに、純粋に楽しんでいただけたら!」
増子「これから先も夢を追っていく者として、いままでの中で自分たちの願いが詰まった作品になったので、ずっと愛され続けたら嬉しいです!」
撮影/黒石あみ
(第2回に続く)