趣里さんは15日放送の『あさイチ』で「これからステージのシーンもありますし、懐かしい方々も出ますので、ぜひ最後までご覧下さい」とコメントしていました。これは「歌い納めのステージに大阪の人々や愛助の関係者などさまざまなキャラクターが集結する」という予告でしょう。「スズ子と趣里さんが見せる渾身のステージに、これらのキャラクターと演じる俳優たちがどんなリアクションを見せるのか」も注目のポイントです。
クランクアップのあいさつで趣里さんは、「私はたぶんこんなヒロインなんてやらせていただけるような人じゃないと自分で思っていて、それをこんなに温かく迎えてくださって本当にありがとうございます」と感極まっていました。それは長きにわたるレッスンと撮影を経て、渾身のラストステージを演じられたからこその涙なのかもしれません。
趣里さんが演じるスズ子は、草なぎ剛さんら共演者から、スタッフ、視聴者まで、誰もが認めるハマリ役だけに、最後にどこまで役と一体化できるのか楽しみです。
【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。