またしても“事件”が繰り返されてしまった──。3月5日、ファミリーレストラン『ガスト』の店内とみられる場所で、男性が備え付けの調味料を容器ごと口の中へ入れる様子を撮影した動画がSNS上で拡散。
7日、運営の株式会社すかいらーくレストランツは公式サイトを更新。プレスリリースを掲載して「当社が運営する店舗で昨年2023年夏頃に撮影されたと思われる迷惑行為の動画がSNS上に掲載されていることが判明いたしました」と動画について説明し、「被害に遭った店舗の特定などの調査を進めており、詳細が判明次第、迷惑行為に関わった当事者には厳正な対処をしてまいります」と伝えていた。
「こうした飲食店への“迷惑行為”で思い出されるのは昨年1月の『スシローペロペロ事件』です。この事件は、高校生の少年が回転寿司店のスシローで醤油ボトルや湯呑みをペロペロと舐める動画をSNS上で投稿し、炎上した事件です。これを受け、スシローを運営する親会社の株価が暴落して、時価総額で170億円が吹き飛び、スシローは少年に対して約6700万円の損害賠償請求を行いました。
ネットの歴史をたどると、コンビニの冷蔵庫に入ったり、飲食店の食材で遊んだり、おでんをツンツンとつついたりと、これまで似たようなケースでの炎上は少なからずあり、特に火種になることも多かったX(旧Twitter)が、“バカッター”などと揶揄されてきました。
『スシロー』の一件は調停が成立し、訴訟は取り下げられましたが、この事件をきっかけに、本人らは悪ノリやいたずらのつもりでも一生を棒に振る事態もあり得ることが広く認識されるようになりました」(社会部デスク)