芸能

山本譲二、木梨憲武を語る 目からうろこが落ちた「演歌も笑顔で歌えば、聴く方も楽しくなる」の助言

山本譲二が木梨憲武を語る

山本譲二が木梨憲武を語る

 芸能界の第一線で40年以上にわたって活躍を続ける「とんねるず」の“ノリさん”こと木梨憲武(62才)。2024年は、フジテレビ系ドラマ『春になったら』に主演したほか、初の本格自伝『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』を上梓するなど、幅広い活躍を見せている。木梨と仲が良い著名人たちが、“ノリさんの素顔”を語る。今回は山本譲二(74才)に話をきいた。

「ノリちゃんと初めて共演したのは、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系/1991~2001年)。『とんねるず』は、暴れん坊のイメージがあったんだけど、スポーツマンだったせいか、実際は気遣いのできる好青年だったね」(山本・以下同)

 以来、ノリさんとはゴルフや競馬を楽しむ仲になった。そんなあるとき、焼き肉を食べながらノリさんがこう切り出したという。

「“俺、譲二さんと演歌が歌いたいっす。北島(三郎)さんに頼んで曲を作ってもらってください”って──」

 北島といえば、山本の師匠だ。

「オヤジに伝えたらノッちゃって、それでできたのが『浪漫-ROMAN-』でしたね」

 1996年、2人は「憲三郎&ジョージ山本」としてこの楽曲をリリース。オリコン演歌チャート連続1位記録を樹立し、『第47回NHK紅白歌合戦』への出場を決めた。

後輩だが学ぶことが多い人

「紅白の当日になって今度は突然、オヤジに似せたメイクがしたいってノリちゃんが言い出したんだよ。オヤジに聞いたら“どんどんやれぇ”って。それで、ノリちゃんは鼻の穴を黒く塗って、かつらをかぶっての出演となったわけ。しかも、ノリちゃんは笑顔で歌うんだよね。俺は、演歌はまじめな顔で真摯に歌うものって思ってきたんだけど“笑顔で歌えば、聴く方だって楽しくなるから”って言われて、目からうろこが落ちたね」

 ノリさんからは学ぶことが多いという。

「自伝に《進む先に道がなければ作っちゃえばいい》とあって、それを読んで俺も、まだまだ小さな道でも開いていきたいと、背中を押された気がしたよ」

 と語ってくれた。

【プロフィール】
山本譲二/1950年、山口県下関市生まれ。1974年にデビュー。1976年、オーディション番組『全日本歌謡選手権』(日本テレビ系)で10週勝ち抜き、山本譲二で再デビュー。1980年、『みちのくひとり旅』でミリオンを達成。「全日本有線大賞」グランプリなど数多くの音楽賞を獲得。

木梨憲武/1962年、東京都世田谷区生まれ。高校の同級生だった石橋貴明と共に、「とんねるず」を結成。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)など、数々のバラエティー番組に出演し、歌手、アーティスト、俳優、司会者としても活躍。ドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)で主演を務めた。


『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』(小学館)2200円
「木梨サイクル」での幼少期、帝京高校サッカー部時代、「とんねるず」で駆け上ったスターダム、愛妻・安田成美との日々、盟友・石橋貴明との関係―移り変わりの激しいエンターテインメント業界をどう生き抜いてきたか、赤裸々に明かされる。

取材・文/上村久留美

※女性セブン2024年4月11日号

関連記事

トピックス

森下千里衆院議員(時事通信フォト)
「濡れ髪にタオルを巻いて…」森下千里氏が新人候補時代に披露した“入浴施設ですっぴん!”の衝撃【環境大臣政務官に就任】
NEWSポストセブン
2024年の衆院選で躍進した国民民主党は2025年の東京都議会議員選挙、つづく参院選でも大幅に議席を増やした(2025年6月撮影:小川裕夫)
《解決より対決?》消えた「玉木雄一郎首相」 一年生議員の頃から知るライターは「ちぐはぐな行動は彼らしい」再び待望論出る可能性も
NEWSポストセブン
高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
安達祐実と絶縁騒動が報じられた母・有里氏(Instagramより)
「大人になってからは…」新パートナーと半同棲の安達祐実、“和解と断絶”を繰り返す母・有里さんの心境は
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《安達祐実の新恋人》「半同棲カレ」はNHKの敏腕プロデューサー「ノリに乗ってる茶髪クリエイターの一人」関係者が明かした“出会いのきっかけ”
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《“奇跡の40代”安達祐実に半同棲の新パートナー》離婚から2年、長男と暮らす自宅から愛車でカレを勤務先に送迎…「手をフリフリ」の熱愛生活
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン