「入社を辞退したみんなは既卒として就活を再開していますが、時期も時期で苦戦しており、特に奨学金がある人などは心を病みそうになっています」
『週刊文春』の報道を受けて、4月12日、いなば食品はホームページを更新。〈この度は皆様方にマスコミ報道等にてのご心配をおかけ致し、衷心よりお詫び申し上げます〉と謝罪した。
また、〈由比のボロ家報道について〉と題したリリースでは、〈由比のボロ家・雨漏り住宅と指摘されたシェアハウス1件に関してですが、同地由比のシェアハウス対象物件は計6棟でございます。既に3棟に5名の一般職(転勤のない事務職・工場勤務職)入居者がおり毎日勤務しております。今回の対象は唯一の新規の1棟でした〉と説明。今年1月に責任者が亡くなったことが原因で改修作業が遅れたとしている。
いなば食品に問い合わせたところ、担当者が以下のように回答した。
「調査中のため、個別の問い合わせにはお答えできません。社宅についてはホームページを更新いたしました。労働条件についても、今後お伝えする方針ではあります」(いなば食品の担当者)
個別の問い合わせには回答できないとしつつ、報道にあった“募集要項に給与が22万6000円とあったが、あらためて問い合わせると19万6450円と告げられた”という点には反論した。
「一般職の方が、総合職のお給料として提示されていた金額と比べて、“金額が低くなった”と事実誤認されたのだと思います」(前出・担当者)
心を折られた若者たちのためにも、一刻も早い真相究明を。