日本腎臓学会は4月9日、報告があった患者について、紅麹の成分を含むサプリメントの摂取をやめると症状が改善する傾向があったなど最新の分析を公表(時事通信)
副作用については“薬じゃないから大丈夫”と思いがち
副作用についての問題意識が希薄であることも今回の悲劇を招いたと左巻さんは指摘する。 「サプリメントにほとんど効果がないという前提でいえば、効果がある場合には同じだけの強い副作用があると考えていいでしょう。
薬のような効果を期待している人が多い一方、副作用については“薬じゃないから大丈夫”とダブルスタンダードになってしまうのがサプリメントの落とし穴。病院に行くほどの不調が表れてからでは手遅れになるほど、気づかぬうちに体が蝕まれるリスクについてしっかりと考えるべきです」
危惧されるのは、効果効能の不確かさや副作用のリスクだけではない。
「すでに話した通り、サプリメントはその安全性も健康効果も極めてギリギリのところにあります。それでも販売に踏み切るのは、“健康な人がのむ”ことを大前提にしているから。“健康な人なら”効果が期待できる、“健康な人なら”副作用の心配も少ない——だから1日○錠、毎日○粒のめばさらなる健康効果が期待できる“かもしれない”ということ。
それにもかかわらず、実際にのんでいるのは高齢者や持病のある人が大半です。健康状態が悪い人がのむことで症状が悪化したり、持病の薬とののみ合わせが悪ければ命を落とす危険すらあります」(左巻さん)
平地さんも強調する。
「サプリメントとはそもそも、“足りないものを補う”という意味です。病気を治して健康になるためのものではなく、健康な人に不足している栄養素や成分を補うためのものと捉えるべきでしょう」
※女性セブン2024年5月2日号
「健康食品」と「医薬品」知っておくべき定義
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