芸能

木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意

撮影現場で木村拓哉が声を上げた

撮影現場で木村拓哉が声を上げた

 神奈川県横浜市にある工業地帯の一角に大きな人だかりができたのは、4月下旬のことだった。群衆の視線の先にあるのは、少し前まで金髪だった髪をすっかり黒く染めた木村拓哉(51才)。その日行われていたのはドラマ『Believe- 君にかける橋-』(テレビ朝日系)の撮影だった。

 主演の木村のほか、天海祐希(56才)、竹内涼真(31才)、小日向文世(70才)、上川隆也(59才)といった豪華キャストが脇を固める、話題作が多い春ドラマのなかでも最も注目されている作品だ。

「撮影は屋内で行われていたのですが、撮影を終えた俳優さんが外へ出て休憩するため、それを見つけた人たちがひとり、またひとりと足を止めるようになったのです」(テレビ局関係者)

 スターたちをひと目見たいと集まったファンたちは待ち構え、なかにはスマートフォンで撮影したり、直接声をかけようとしたりする者も現れた。そんななか彼が立ち上がった──。

春ドラマでは堂々の視聴率トップ

『Believe-君にかける橋-』で木村が演じるのは、大手ゼネコンで橋づくりに情熱を燃やす設計士・狩山陸だ。部下からも慕われ、順風満帆な日々を送っていた狩山だったが、会社の一大プロジェクトの「龍神大橋」が建設中に崩落する。設計に携わった彼は、あらぬ罪を被せられ服役することになり、人生のどん底に突き落とされてしまう。

「テレビ朝日開局65周年を記念するドラマで、キャストを見ればわかる通りかなり気合が入っています。初回の世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と春ドラマで堂々のトップ。関係者は胸をなでおろしています」(前出・テレビ局関係者)

 実はこの枠は当初、木村主演のまったく別のドラマが想定されていたという。

「木村さんが報道キャスター役を演じる物語で話が進んでいたのですが、故ジャニー喜多川氏による一連の問題を受けて白紙に。急遽、設定を変えることになったため、撮影開始がほかの春ドラマと比べてもかなり遅く、スケジュールもタイト。放送開始日も直前まで決まりませんでした」(前出・テレビ局関係者)

 冒頭の現場で行われていたのは第3話の撮影だったが、この日は第1話の放送が終わった直後。まさに綱渡り進行といえる。そんななかでも、キャストらのチームワークは良好だ。

「特に、座長の木村さんと妻を演じる天海さんは、台本にはなかったセリフや動きを2人で話し合って追加するなど、阿吽の呼吸で現場を牽引しています。

 たとえば、第1話で話題になった木村さんが天海さんの腰に手を回して彼女がやせたことに気づくシーンも、2人のオリジナルアイディアなんです。

 そうした工夫がほかのキャストにも伝わって、皆がこのドラマを盛り上げようとしていますね」(別のテレビ局関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト