芸能

小倉優子、麻木久仁子、東MAX…学び直す芸能人が増加「学歴を得る」だけじゃないタレント特有の学びのカタチ 

(左から)小倉優子、麻木久仁子、東貴博

(左から)小倉優子、麻木久仁子、東貴博

 テレビやYouTubeで活躍する芸能人。だが最近は自分のキャリアを見つめ直し、大学に通う人々が増えている。そこには一体どんな心情の変化があり、また通うことでどういう気づきを得たのか。学び直しの芸能人、そのブームをひも解く。

 6月21日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、昨年、大学に入学したことを明かしたのは麻木久仁子だ。進学先は「放送大学」。BSテレビ、ラジオ、インターネットを通じて好きな時間に学習できる通信制大学だ。そのきっかけは、約10年前に脳梗塞と乳がんにり患したことだったという。そこから健康や食事の大切さを痛感。独学で学んでいるうちに、放送大学で自分の興味のある科目だけ選択できるコースがあることを知り、通い始めたそう。

“通う”といっても同大は先述のように通信制。夜中でも自分の見たい時間にネットで配信される動画を見て学べるのが利点だ。麻木も「個々のニーズに合った選び方ができるので、私も本当に好きなのだけ選んでわがままに勉強してます」と話していた。

 一般の社会人以上に不規則な生活をしがちな芸能人にとって、自由に時間をとれるのはありがたいことだろう。もちろん、こうした芸能人の学び直しは各メディアに伝わり、セカンドキャリアを追求しようとする一般人にとっても励みになる。

 最近、大学進学で特にクローズアップされたのが小倉優子だ。3児のママにして、現在白百合女子大学に通う大学生だ。もともとはバラエティ番組『月曜日の蛙、大海を知る。』(TBS系、2022年10月~2023年3月)の中で、早稲田大学教育学部を受験しようと一念発起し、受験勉強。結果的には早稲田には受からなかったものの、学習院女子大学に補欠合格、白百合も受かった。
 
 彼女が大学受験に挑戦した背景としては、高校2年生で芸能界に入り、勉強してこなかったコンプレックスにあるという。いずれにしても、今では年下の同級生と学食をともにしたり教室を一緒に移動したりと、憧れのキャンパスライフを送っているとのこと。大学には週4日通っているが、子どもの世話や仕事などを考えて、遅くても昼の2時までとなる4限までしかとっていないそう。

 これまで2度の離婚をしている小倉。詳細は省くが、ネガティブな報道もあった中、この大学進学はそれを払拭するに足りる、彼女の芸能人生のターニングポイントとなっただろう。

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト