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柔道・阿部詩が“柔道家であることを忘れて挑んだ”撮影への感想 「モデルっぽく撮影していただいて楽しかった!」

撮影のこと、五輪直前の忙しい日々、朝のルーティン、将来の夢も語った阿部詩選手

撮影のこと、五輪直前の忙しい日々、朝のルーティン、将来の夢も語った阿部詩選手

 7月26日に開幕するパリオリンピックで2大会連続の金メダルを狙う、柔道女子52kg級日本代表の阿部詩選手が、7月22日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』(34号)の表紙&巻頭グラビアに登場した。写真家レスリー・キー氏による撮影では、柔道着だけでなくさまざまな衣装も着こなしてくれた阿部選手が、五輪直前の忙しい日々や、将来やってみたいことについて、語ってくれた。

 * * *

柔道家を忘れて挑んだレスリーとの撮影

 レスリーさんとの撮影は、写真集『SUPER VENUS』以来です。印象的だった衣装は、デニムの上下と金色のドレスで、特にドレスを着たときは、自分が自分じゃないような感覚になり、改めてレスリーさんが作り出す現場の雰囲気に感動しました。撮影の後半では柔道家であることを忘れてしまうぐらい、モデルっぽく撮影していただいてとても楽しかったです! 

一歩踏み出すことが阿部詩流の集中力アップ法

 集中力を高める方法は、とりあえずやってみることだと思っています。お仕事をされている皆さんは「しんどいな」と思いながら月曜日を迎えることが多いかもしれませんが、私も多々思う時があります。でも、始めてみれば意外とそうでもなかったりするので、まずは一歩を踏み出すことが大事かと思います。

ホットコーヒーから始まるモーニングルーティン

 オリンピックに向けた練習があまりにも厳しいので、正直ここ数か月はストレスを感じる余裕さえない時間が続いています(笑)。そんな中でも朝起きたらホットコーヒーを飲むことが癒しの時間、あの一口目を飲む時のほっとした気持ちは最高でたまりません。

魅力を伝えるための道場開設が柔道への恩返し

 将来は、自分の道場を持ちたいという夢があります。柔道は、攻め方、守り方、駆け引きなどの技術のバランスが求められる奥の深い競技。どのスポーツもそうだと思いますが、永遠に追求し続けられる部分が醍醐味ですね。また、練習したことがそのまま試合で活きるので、その達成感を味わえるのも魅力のひとつ。柔道人口が減っている状況もあるので、柔道の楽しさを伝えられる場を設け、育ててくれた競技に恩返しをしたいと思っています。

【Profile】Uta Abe
●2000年7月14日生まれ、兵庫県出身。兄の一二三選手は東京2020オリンピック金メダリスト・阿部一二三選手。5歳のころから柔道を開始。2017年の世界大会「グランプリ・デュッセルドルフ」で史上最年少優勝。その後、「世界ジュニア選手権大会」「グランドスラム」「世界柔道選手権大会」など数多くの国際大会で優勝。2021年に開催された「東京2020オリンピック」では、兄とともに日本初の兄弟優勝を成し遂げた。
【Instagram】@abe_uta

(C)LESLIE KEE(SIGNO)/週刊ビッグコミックスピリッツ

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