トイレは絶対に子どもひとりで行かせない
公共のトイレも男性、男性の障害者、女性、女性の障害者というふうにゾーンで区別するのがベストです。海外のトイレはこの4つのゾーンに区切られているケースが多いのです。
一方、日本のトイレでよくあるのは、男子用、女子用、障害者用トイレの3つに区切られているケースです。とくに障害者用トイレは、「だれでもトイレ」などという名前がつけられ、誰もが利用できるようになっています。誰でも入れるというのは、「入りやすい」場所ですから、防犯的には最悪になってしまいます。障害者が男女で同じトイレを使うのは先進国では日本ぐらいですから、市民が声をあげて変えてほしいと思います。また、公共施設のトイレに子どもひとりで行かせるのはとても危険だということを認識してください。
店舗のトイレも要注意
店舗でも規模が大きくなると、見えにくい場所が出てきます。たとえば、郊外型のショッピングモールです。階段の踊り場などの見えにくい場所にトイレがあったりしますが、そこで誘ってトイレに連れ込むということが考えられます。
店舗のトイレで起こった事件としては、2015(平成27)年に奈良県香芝市で起きた小6女子児童の誘拐が記憶に新しいでしょう。