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ロシアのプーチン大統領が北朝鮮の金正恩総書記に「24頭のロシア産名馬」を贈る ウクライナ戦争への協力や首脳間親密化の狙いも

名馬を贈った狙いは?

名馬を贈った狙いは?

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に24頭のロシア産の名馬「オルロフ種」を贈ったことが明らかになった。9月1日には平壌に到着したという。

 金氏の馬好きはよく知られており、雪が降るなか、白馬に乗り疾走している姿が北朝鮮メディアによってたびたび報道されたこともあった。プーチン氏としては、ウクライナ戦争で不足している武器や砲弾などを北朝鮮がロシアに供給していることへの返礼の意味があるとみられる。英紙「タイムズ」が報じた。

 24頭の馬の内訳はオスが19頭、メスが5頭。金氏のお気に入りとされているロシア沿海地方産だという。

 金氏はプーチン大統領が6月に平壌を訪問した際、北朝鮮の天然記念物、豊山犬のつがいをプレゼントしたと北朝鮮メディアは報じている。プーチン氏は愛犬家として知られている。

 これに対して、ロシアは8月、北朝鮮に447頭以上のヤギを送ったとロシアメディアが伝えているが、これは北朝鮮の子供たちに乳製品を提供するためだという。

 また、プーチン氏は金氏に自らも記念行事で使用するロシアの最高級車「アウルスセナート」を2台贈っている。この車はプーチン大統領専用車と同じく防弾など特別仕様が施されており、市場価格は約1億5000万円とされる。これらロシアの贈り物攻勢の背景には、両国とも中国との関係が順調とはいえない中、露朝関係の強化に向けて首脳間の親密化をアピールしたい思惑が透けて見える。

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