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《防弾チョッキ着用で出廷》「フルフェイスヒットマン」は「元神戸山口組No.2」中田浩司組長だったのか 初公判で検察が明かした「2秒で6発の銃撃を浴びせた瞬間」

中田被告率いる山健組は事件後、六代目山口組に復帰している(写真は司忍組長。時事通信フォト)

中田被告率いる山健組は事件後、六代目山口組に復帰している(写真は司忍組長。時事通信フォト)

「すべて間違っています。私は犯人ではありません」──10月8日、山健組の組長であり、かつて神戸山口組の若頭代行だった中田浩司被告(65)が神戸地裁の証言台で殺人未遂、銃刀法違反などの起訴内容を真っ向から否認すると、満員の傍聴席にどよめきが広がった。【前後編の前編】

 法廷と傍聴席の間にはアクリル板(パーティション)が設置され、法廷への入場には厳しいボディチェックが行われた。開廷前に裁判長から「法廷外での裁判員への声掛けNG」「録音録画NG」などの注意事項が説明され、「事件から長い時間をかけ、ようやく公判になりました。もしルール違反により(公判が)中断となってしまうと、再び半年、1年などの時間がかかってしまいます」とアナウンスがあった。

 重々しい空気の中、刑務官4人に連れられて現れた中田被告は、全身黒いジャージにマスク姿。胸元が盛り上がる様子が目立っていた。警察関係者は「元々、中田被告は筋肉質だが、この盛り上がり方は不自然。防弾チョッキを着用しているんちゃうか」との見立てだ。

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