騒動があった西岩部屋(Xより)
父親のFacebookがきっかけ
幹希の里、元・里田中の兄弟を知る知人はこう話す。
「部屋の弁護士を介して訴訟を起こすと通告されて母と祖母が謝罪して誓約書にサインをしたが、その後は兄(幹希の里)とは連絡が取れないようです。父親が子供たちの将来を心配して自身のFacebookで弟(元・里田中)が診療内科に通っていることを明かし、弟がスカした(脱走した)実家には帰れないので絶縁してでも頑張ると言っている兄に、帰る場所は用意しているとサインを送った。
それに対し、兄が部屋の公式サイトで反論した格好です。父親がSNSで勝手な憶測と嘘の投稿をしたことによって許せない気持ちが芽生えたとして、(分籍するという)自分の気持ちを書いたという。両親としては一連の書き込みは兄の本心でないと信じているようだが、(兄が残っている)部屋の弁護士から訴訟を起こされるのではないかということで反論をしないのでしょう」
この知人によれば、先に角界入りを決意したのは弟だったという。それを聞いた兄が“弟が力士になりたいなら、先に力士になって相撲界のことを勉強して教えてやる”と兄は中学卒業と同時に西岩部屋へ入門。弟は中学卒業後に2年遅れて入門した。
「父親の認識はFacebookで書いた通りだといいます。弟が辞めた原因は師匠(西岩親方)ではなく、協会員ではないおかみさんとの人間関係だという。弟は、家族や応援してくれる人への思いが募り、たまらなかったとも話している。他に辞めた力士や裏方(行司、床山)もいる。部屋ができてから6年で16人入門して、9人が辞めている。断髪式をしてもらったのが1人だけ。そんな特異な状況があります」(同前)
