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11月15日、被告人質問の最終日に検察側が執拗に追及したのが、須藤被告のお金への意識や金銭の費消状況だった。
検察側:あなたはどうしてもお金が必要だったのですか?
須藤被告:そうでもないです。
検察側:毎月100万円もなんで欲しかったのですか?
須藤被告:遊ぶお金です。
検察側:実際、お金をどんなことに使っていたのですか?
須藤被告:……遊ぶお金です。
さらに検察側が問題にしたのが、須藤被告が野崎さんの死後、野崎さんの会社「アプリコ」の社長に就任し、7000万円という巨額の役員報酬を受け取っていたことだ。
「実際には、7000万円から税金などが差し引かれ、約3800万円が須藤被告の口座に振り込まれたようです。須藤被告の説明では、野崎さんの死後、月に30万円は貰いたいと思い、弁護士に相談した。すると、弁護士が会社とやりとりし、7000万円の役員報酬が貰えることを報告されたとのことでした。
ちなみにその弁護士が所属するのは、東京のA法律事務所。須藤被告が逮捕される前、マスコミへの対応を担っていたイケメン弁護士・Xが代表を務める事務所です。須藤被告は、その金額が貰えることになった時はびっくりしたそうですが、『貰えるものは貰っておこう』と思ったそうです」(裁判を傍聴したライター)