筑波大学の学生宿舎のビフォーアフター(文部科学省の公式サイトより)

すでに改修済みとなっている筑波大学の学生宿舎のビフォーアフター(文部科学省の公式サイトより)

セキュリティ面で課題も

 男性皇族が学習院大学以外に進学するのは、戦後初めてのこと。そのため心配の声も寄せられている。

「学習院大学は皇族の受け入れに慣れており、セキュリティなどのノウハウを持っていますが、筑波大はそうではありません。また、トイレなど一部設備の老朽化も進んでいるようです。しかし最も懸念されている点は、通学時間でしょう」(前出・全国紙記者)

 一部報道によると、現時点では赤坂御用地のお住まいから通学される見通しもあるという。赤坂御用地から筑波大まで、仮に首都高速道路と常磐道を利用しても自動車で1時間以上はかかる。

 一般的に文系学部にくらべて理系学部は実験などで多忙になりやすいため、ネット上で〈理系の学生が往復何時間もかけて通学は無理〉や〈理系の実験は時間通りに終わりません〉、〈実験とか研究とか論文執筆とか夜遅くなるじゃん〉などと心配されており、〈大学の近くに住むのが現実的〉とみる声もある。

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