国内
ススキノ頭部切断事件・公判シリーズ

「婚約指輪が見つからず…」田村瑠奈被告と両親の“乱れた生活” 寝床がない、お湯が出ない、“男性の頭部”があるため風呂に入れない…の実態【ススキノ事件公判】

田村瑠奈被告と両親の“乱れた生活”が明らかに(写真左・右/Facebookより)

田村瑠奈被告と両親の“乱れた生活”が明らかに(写真左・右/Facebookより)

 2023年7月、札幌・繁華街ススキノのホテルで男性会社員・Aさん(62=当時)が殺害された事件。逮捕・起訴された親子3人のうち、死体損壊ほう助や殺人ほう助などの罪に問われている父親・田村修被告(61)の第7回公判が2月4日、札幌地裁で開かれた。

 今回の裁判では母親・浩子被告(62)の証人尋問及び、修被告の被告人質問が行われ、親子3人の乱れた生活の様子が明かされた。裁判を傍聴したライターの普通氏が解説する。

「これまでの裁判でも、被告の自宅が足の踏み場もない“ゴミ屋敷”状態であったことがたびたび取り上げられています。両親は娘が欲しがるものを次々に買い与えており、瑠奈被告(30)の私物が散乱していたようです。そのため修被告は寝る場所を確保できず、毎晩ネットカフェで寝泊まりしていたといいます」(普通氏)

 修被告がネットカフェで寝泊まりし始めたのは、事件が起こる2ヶ月ほど前の2023年4月下旬。浩子被告が膝を骨折したため、それまで物で溢れていた階段や廊下などの動線確保が必要となった。そこで散乱した物を修被告の寝床に移動させた結果、寝る場所がなくなり、家の外での寝泊まりを余儀なくされていた。

「自宅に自身の居場所がなかった修被告ですが、家庭ごみを出したり、前日までに頼まれた買い物の差し入れをしたりするために、毎朝帰宅していたといいます。また、台所の蛇口が不具合で使えなかったため、洗面台から水を持ってきて野菜を洗ったり、お湯をキャンプ用品で沸かしたりという作業も修被告は担っていたとのことです」(同前)

 台所の蛇口について、弁護側から「修理は難しかったのか?」という質問があった。それに対して修被告は、「物が多く、業者を呼べる状態でなかった」と答えている。

関連記事

トピックス

出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
水原一平の賭博スキャンダルを描くドラマが「実現間近」…大谷翔平サイドが恐れる「実名での映像化」、注目される「日本での公開可能性」
週刊ポスト
川崎、阿部、浅井、小林
女子ゴルフ「トリプルボギー不倫」に重大新局面 浅井咲希がレギュラーツアーに今季初出場で懸念される“ニアミス” 前年優勝者・川崎春花の出場判断にも注目集まる
NEWSポストセブン
6年ぶりに須崎御用邸を訪問された天皇ご一家(2025年8月、静岡県・下田市。撮影/JMPA)
天皇皇后両陛下と愛子さま、爽やかコーデの23年 6年ぶりの須崎御用邸はブルー&ホワイトの装い ご静養先の駅でのお姿から愛子さまのご成長をたどる 
女性セブン
「最高の総理」ランキング1位に選ばれた吉田茂氏(時事通信フォト)
《戦後80年》政治家・官僚・評論家が選ぶ「最高の総理」「最低の総理」ランキング 圧倒的に評価が高かったのは吉田茂氏、2位は田中角栄氏
週刊ポスト
コンサートでは歌唱当時の衣装、振り付けを再現
南野陽子デビュー40周年記念ツアー初日に密着 当時の衣装と振り付けを再現「初めて曲を聞いた当時の思い出を重ねながら見ていただけると嬉しいです」
週刊ポスト
”薬物密輸”の疑いで逮捕された君島かれん容疑者(本人SNSより)
《28歳ギャルダンサーに“ケタミン密輸”疑い》SNSフォロワー10万人超えの君島かれん容疑者が逮捕 吐露していた“過去の過ち”「ガンジャで捕まりたかったな…」
NEWSポストセブン
公選法違反の疑いで刑事告訴され、書類送検された斎藤知事(左:時事通信フォト)と折田楓氏(右:本人SNS)
“公選法違反疑惑”「メルチュ」折田楓氏の名前が行政SNS事業から消えていた  広島市の担当者が明かした“入札のウラ側”《過去には5年連続コンペ落札》
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト