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《阪神OBが警句》藤川球児新監督と中日・立浪前監督との“共通点”「コーチ経験のない理論派」が陥りがちな落とし穴

藤川球児新監督はどんな采配を振るうのか

藤川球児新監督はどんな采配を振るうのか

 就任1年目の阪神・藤川球児監督(44)への期待が膨らんでいる。現役時代はクローザーとして華々しく活躍し、引退後も理論派解説者として支持を集めてきただけに、高い期待は当然かもしれないが、そこには落とし穴も潜んでいるという。

「“スター”ゆえの失敗に注意を」

 岡田彰布氏(67)の後任として2年ぶりのV奪還を目指す藤川監督。沖縄・宜野湾キャンプを視察した阪神OBはこう語る。

「朝の特守から練習後に選手がいなくなるまでグラウンドにいて、選手たちとやり取りしている。『アレ』や『コレ』が多かった前任者と比べてしゃべりはうまいし、ファンや関係者の期待は就任直後よりさらに高まっているのではないか」

 藤川監督は現役時代、「火の玉ストレート」を武器に守護神として2度のリーグ制覇に貢献。引退後は理知的な解説が人気で、YouTubeの登録者数は球界OB屈指の34万人超(現在チャンネルは更新停止)。「当たりすぎる解説」でファンをうならせてきた。

 だが、「そうした“スター”ゆえの失敗に注意しなくてはならない」と指摘するのは、藤川監督と同じ高知商出身の阪神OBである辛口解説者・江本孟紀氏である。

 江本氏が重ね合わせるのは、2022年の監督就任後、3年連続最下位に終わって昨季限りで退任した中日・立浪和義前監督(55)だ。「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた立浪前監督も、球団出身のスターとして大きな期待を背負って指揮官となった。

「天才肌と見られがちな立浪前監督ですが、しっかりとした野球理論の持ち主で、個々の選手の特性に応じた助言ができる指導者でした。

 ただ、選手が自身の理論を理解できない時に違うアプローチができず、袋小路に陥った。野手出身と投手出身の違いはありますが、同じく選手として一流で理論派の藤川監督にも不安はあるのです」

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